クリストファー・マクドゥーガルのBORN TO RUNの書評

長い距離を走ることが貴ばれたのは、絶対に不可欠だったからだ。それはわれわれが生き延びて繁栄し、地球上に広がっていく手段だった。人は食べるために走り、食べられないように走った。連れ合いを見つけて気を引くために走り、彼女と新しい生活をはじめるために遠くへ走った。走ることを愛さないわけにはいかず、さもなければ、生きてほかの何かを愛することもなかっただろう。そして、われわれが愛するほかのあらゆるもの―感傷をこめて〝情熱〟や〝欲望〟と呼ぶあらゆるもの―と同じく、走ることは太古の祖先から遺伝子に組み込まれてきた宿命なのだ。われわれは走るために生まれた。走るからこそ生まれた。誰もが〝走る民族〟なのであり、それをタラウマラ族は一度も忘れたことがない。(クリストファー・マクドゥーガル)


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私はずっと走りたいと考えていましたが、交通事故で膝を痛めたために先延ばしにしていました。
ダイエットや体質改善など自分を良くしたい時に、私は本の力を借りるようにしています。
そのために、今回私が選んだのがクリストファー・マクドゥーガル
BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”です。
著者が言うように私たち人間は、太古の昔から走り続けてきたのです。
食べ物を探したり、野生動物から自分の身を守るために
私たちの祖先は、走らざるを得なかったのです。
私たちの遺伝子の中には、走ることが組み込まれていることに気づくことで
私は走ることを決め、次にアディダスのランニングシューズを購入しました。
靴を買い、靴紐を結ぶことで、私は小さな一歩を踏み出したのです。
(本書の中でランニングシューズは肯定されていませんが
いきなり私のような初心者は裸足では走れません。)

まず、最初に驚いたのが Alpha BOUNCEの軽さです。
今まで履いていたスニーカーとは軽さが全く異なり
はき心地も良く走ることをワクワクなものに変えてくれました。
シューズ一つで走ることへの抵抗感が一気になくなったのです。
デザインもアディダスらしくなく
ビジネスシーンにもフィットし、毎日出社する時に履いています。

私はこの靴に履き替えてから、毎日少しづつですか、走ることを習慣化できました。
駅の階段も駆け上がれるようになり、日々街中でランを意識するようになりました。
本書の「走るために生まれてきた!」をキーワードにすることで
自分のモチベーションを高めています。

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まさに極度の疲労と苦痛を超えたところで、自分にあるとは夢にも思わなかった安らぎと力がふんだんに見つかるのかもしれない。障害を突き抜けないかぎり、強さの源が活かされることはない。(ウィリアム・ジェイムズ)

まだまだ始めたばかりで、わからないことだらけですが
走るのが嫌になった時には、このウィリアム・ジェイムズの言葉を思い出すようにしています。
身体はショックを受けないと、柔軟にならない」という本書の言葉からも刺激を受けました。
この言葉は人生にも応用できます。
まだまだ今の私の体にとって走ることは苦行ですが
毎日同じことをくりかえしているうちに、少しづつつらさがなくなってきました。
54歳の新たなチャレンジですが、まずは糸島とホノルルで走ることを目指して
イメージトレーニングをしながら、走ることをワクワクなものに変えています。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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