吉田浩氏の「本を出したい人の教科書」の書評

いい本とは売れる本のこと。売れない本は犯罪です。(新保勝則)


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本は、すべての生きものを生かす太陽の熱エネルギーを、想念のエネルギーに変えたもの。(植木宣隆)

「いい本」とは何か? 

人によって「いい本」の定義は異なります。
私も物書きの端くれで、良書を書きたいと思い、いつも良書とは何かを考えています。
そのヒントを吉田浩氏の本を出したい人の教科書で見つけました。
吉田氏はいい本は、文字から炎が噴き出ていると言います。
炎とは著者のエネルギーで、そのエネルギーを吸収することによって
読者には大きな変化が起こり、人生の転機が訪れます。

当然、いい本には売れる本と売れない本があります。
売れない本でもいい本にはパッションがあります。
少数の問題を持った人のために書かれた「使命本」は
そもそもマーケットが大きくないので、ここからベストセラーは生まれません。、
しかし、多くの人を読者にできる本は
ベストセラーになる可能性があるので、売ることを意識すべきです。

出版とは幸せな読者をつくること

ベストセラーを作るためには、何が必要なのでしょうか?
その答えはビジョンで、ビジョンがなければ良書は生まれません。
自分の価値で読者に貢献し、世の中をより良くすると決めるのです。
他者のためになる情報を発信し、なおかつ売れる本を作らなければなりません。
いい本とは読者が幸せになり、作家がもっと幸せになる本」だと吉田氏は定義します。
ベストセラー本が生まれれば、編集者も出版社も幸せになります。

人間は一生に1冊は本を書きなさい」と森信三は言いました。
人は誰でも自分の価値を本にして、表現できるのです。

私は本とは、「すべての知識、技術、ノウ八ウ、エンターテインメントが集約されている情報の最高価値」だと思っています。本は「人類の英知の結晶」なのです。

自分への投資を忘れては、よい本は作れません。
人生の挫折や失敗がよい本のエッセンスになります。
旅行や勉強会への参加、新たなチャレンジを積み重ね
その知識や体験から生まれたアイデアを読者に伝えればよいのです。

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自分のウリを明確にする!

世の中にどうしても訴えたい熱い思いから、ベストセラーは誕生する」と
著者の吉田浩氏は言います。
そのためには自分の強みを明確にしなければなりません。
当然、それを読者に伝えるためには、パッションが必要です。
文章に熱い思いをこめなければ、本は売れません。

以前、本を書いた時の私のウリは、ソーシャルメディアやiPhoneでした。
この2つのことに集中したから、今の私があるのです。
次の本では、読書術や習慣術をテーマにしたいと考えています。
私は読書、夢リスト、コーチングによって、アルコール依存症から復活し
起業や本の出版ができるまでに生まれ変われました。
その体験を次回の本では、書きたいと思います。
いい本を作るためにパッションを持って
読者に習慣や読書の素晴らしさを伝えたいと思います。
そのために、毎日このブログを書き続けています。

「熱い本」には、必ず、読者がいます。応援してくれるファンができます。 私は、有益な一次情報を得る方法は「人との接触以外にない」と思っています。すべてネットで情報を得られると思っているとしたら大きな間違いであり、今すぐその考えを改めたほうがいいでしょう。人こそ情報の塊です。情報を発信するのは人という生命体以外にありません。

読者に影響を与えるためには、ネットで情報を探すだけでは不可能です。
自分の体験や知識を熱く語らなければ、読者には届きません。
エネルギーの塊を作ることで、はじめて、多くの人に感動や影響を与えられます。
行動しないかぎりエネルギーは手に入りません。
情報を発信している人と出会うことで、はじめて私たちはよい情報を得られるのです。

まとめ

本を書きたければ、読者や出版社を幸せにすることです。
自分の価値を編集者に伝えることをまずは意識しましょう。
そのためには、自分のウリを明確にし、書きたいことをまとめましょう。
自分の知識や体験を価値に変え、パッションを持って伝えるのです。

     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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