「自分の強みなどわかっている」と思うだろうか?私は数多くのビジネスパーソンと接しているが、自分の強みをきちんと理解している人は決して多くない。他人のことは、外から観察できるからわかるが、自分のことは、なかなか見えづらい。私だってそうだ。(伊藤羊一)
photo credit: Eva the Weaver What happened to be on my white table via photopin (license)
自分の強みを把握する方法
私がコンサルする時に意識するのが、相手の方の強みの発掘です。
多くの人は自分の強みをしたずに、ビジネスをスタートしようとします。
これでは本質的な価値は提供できません。
自分の強みを見つけることが、ビジネスを成功させるためのスタートラインなのです。
伊藤羊一氏はキングダム 最強のチームと自分をつくる (神ビジ)の中で
自分の強みの見つけ方を紹介しています。
これがとても参考になるので、以下本書から引用します。
まず、「自分を見つめる」習慣をつくることだ。自分は何が得意で、何が不得意か、これから何を課題として取り組んでいくべきか、「棚卸し」してみるのがよい。定期的に振り返りを行うと、気づくことは多い。一番よい手段は、日記を書くことだ。その日何があって、それが自分にとってどんな意味があるのか、考えてみる。そして、今後どうするか?を書いて終えると最高だ。そこまでかっちり書けなくても、今日あったことをどう感じたのか、だけでもいい。毎日でなくても、不期的でも書くといい。書いているうちに、自分の強みが見えてくる。
自分との対話の時間を持つことはとても重要です。
私は毎朝、何で世の中に貢献できたかを?自分に問いかけます。
日記をつけながら、誰が何に喜んでくれたかを確認しながら
自分の強みを日々確認するのです。
日記を書くことで、前日の振り返りをしながら
自分と世の中との関係を整理できます。
相手に感謝されたことが、自分の強みだと思うことで
それを伸ばすための努力ができるようになります。
キングダム最強のチームと自分をつくる (神ビジ) [ 伊藤羊一 ] |
自分の強みを人から教えてもらおう!
しかし、自分の強みを一人で見つけるのには限界があります。
そんな時には仲の良い友人やコーチを見つけて
自分の強みを客観的に考えるようにしましょう。
自分のことを客観的に見つめるのは難しい。人には、「自分は知らないが、他人が知っている自分の特徴」、つまり「盲点」が必ずある。盲点は、人から指摘されないと自分では気づかない。盲点を認識するためには、マネジャーや同僚と定期的に「対話」するとよい。対話し、相手からの質問に答え、フィードバックを受けることで、自らが気づかなかった自身の強みや特徴を知ることができる。
私はコーチングを受けた際に、コーチから思わぬ盲点を指摘されました。
私は10年前に断酒をしたのですが
自分がアルコールを克服したことを全く評価していませんでした。
しかし、コーチは「お酒をやめるのは、すごい意志力が必要ですね」と
私のことを真顔でほめてくれたのです。
この時のコーチの言葉によって、私は習慣力に目覚めたのです。
この後、習慣に関する本を大量に読むなど、自分への投資を意識しました。
ここから、私は人生を変える方法を見つけたのです。
習慣を変えれば、結果が変わり始めます。
悪い習慣を良い習慣に置き換えることで、人生を楽しめるようになったのです。
自分の強みを知ると、行動することが怖くなくなります。
強みをを見つけると、そこに集中でき、時間を味方にできます。
弱みを改善するのではなく、強みを伸ばすことに時間を使うと
より良い結果を残せるようになります。
自分を導くことができなければ、人を導くことなんてできない。だから、自分を導く。自分を導くためには、自分のことをよく知ること。そして自分のことを知るために、自分を見つめ続けること。つまり、「自分が何者か」を知ることだ。
折角ですから、この際、自分の時間の使い方を変えてみましょう。
メディアから情報を入手する時間を減らして
自分との対話の時間を増やすのです。
「自分は何者か?」「自分の強みは何か?」と
質問を繰り返すうちに、自分の本当にやりたいことが見えてきます。
まとめ
自分の強みを見つけることで、人生をワクワクなものに変えられます。
そのために必要なことは、自分との対話の時間を持つことです。
例えば、日記を書くことを習慣にすると、自分の強みを発見できます。
時には、客観的に自分を見つめ直すために
他者からのフィードバックを受けて、盲点を見つけるのです。
自分は何者かを確認することで、世の中に貢献できるようになります。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
伊藤羊一氏の関連記事はこちらから
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
コメント