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Unreasonable Success and How to Achieve It: Unlocking the Nine Secrets of People Who Changed the World (世界を変えた偉人から学ぶ 凡人でも名を残す9つの成功法則)
著者:リチャード・コッチ
出版社:Piatkus (翻訳はダイレクト出版)
本書の要約
大きな自信をもつ、高い期待を寄せる、自己変革を起こす、画期的な成果を出す、独創性を発揮する、独自の目的達成手段を見つける、挫折を糧にする、直感力を養う、現実を歪曲するという9つの目的地に到達することで、才能がない人でも、成功できるようになります。
9つの目的地を踏破しよう!
成功の地図には、たどるべき目的地が9つある。(リチャード・コッチ)
起業家、投資家、経営コンサルタントのリチャード・コッチは、80対20の法則で有名ですが、彼は桁外れの成功者たちが、9つの目的地を踏破していることを発見します。以下の9つの目的地を意識し、それにたどりつくことで、成功が手に入ると言うのです。
1.大きな自信をもつ
2.高い期待を寄せる
3.自己変革を起こす
4.画期的な成果を出す
5.独創性を発揮する
6.独自の目的達成手段を見つける
7.挫折を糧にする
8.直感力を養う
9.現実を歪曲する
スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスは、ずば抜けた能力を持っていたのではなく、自分の目標に膨大なエネルギーを注いでいたのです。必要なのは正しい考え方と戦略であり、あきらめないことが重要です。
自分の未来を変えたければ、未来に大きな期待を抱き、それを周りに伝染させましょう。
高い基準は伝染する。基準の高いチームに加わった新メンバーは、すぐにその環境に適応する。その逆も然りで、低い基準もたちまち蔓延する。 (ジェフ・ベゾス )
他人からの期待、自分への期待、仲間やフォロワーに寄せる期待などによって、目標を達成できるようになります。できるだけ高い期待を抱き、その実現を信じ、行動することで、私たちはゴールに到達できます。
挫折を大きな成功につなげる方法
「反脆弱性」とは、ただ立ち直ることではない一それは、大きな衝撃や挫折、リスク、不確実性から積極的に利益を得ることを意味する。
ナシーム・ニコラス・タレブは、「イノベーションは窮地に陥ることから始まる」と述べています。挫折は発見の入り口で、私たちは挫折することから、ビジネスのヒントを得ることができます。成功への道をたどるには、「大きな失敗から得た経験という明かり」が必要なのです。
挫折を糧にするという考えを自分に擦り込みましょう。著者は挫折を乗り越える方法をあげています。
・大きなリスクを恐れないこと。
・物事がうまく進まなくても焦らないこと。
・挫折しても、頭を切り替えて前進し続けること。
・挫折を別の視点から見直すこと一失敗は避けられなかった、自分のせいだ、という思い込みを捨て、「ハイリスクだったから失敗してもおかしくなかった」と考えよう。
・当初の目的に執着せず、何か別のことに没頭すること。
・挫折を学びの機会ととらえること。成功の必須条件である挫折を恐れてはいけない。挫折を糧にし、将来の失敗や新しい体験に備えてより強く、よりたくましくなろう。挫折を味わえば、その分、最終的な成功への喜びが増す。
・希望を絶対に捨てないこと。未来は見えないが、”信じる”ことが大切だ。冷静さを忘れずに自信を持ち続け、大きなチャンスが訪れたら迷わずつかみ取ろう。
・他人の注目を強く意識すること。これから自分が達成することは、自分だけでなく世界にとっても重要なことだと考えよう。
・大きな悲劇の後は、その分、いっそう大きな喜びが訪れると考えること。失敗を何度も繰り返した挙句に究極の失敗で幕を閉じるような小説や映画は駄作だ。そんな脚本を自分の人生に採用してはいけない一失敗から這い上がり、失敗から学ぼう。なんとかなる。いや、なんとか”しよう”。世間が求めるのはそういうストーリーだ。
成功者たちは、現実歪曲をして、自分だけでなく、フォロワーたちの意識を変えることで、世の中を動かしたと言います。
世界を変えたいなら、現実歪曲の技術をマスターすべきだ。
極度の楽天主義と意志の力を発揮し、自分の哲学と目的に合うように現実を捉え直すのです。現状は覆せると考え、自分の力で世界を変えられると信じるのです。
リチャード・コッチがあげた9つの目的地を意識し、自分の思考と行動を変えましょう。自己変革を起こし、反脆弱性を身につけることで、私たちは自分の未来を明るくできるのです。
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