DR・マンディープ・ライの世界を知る101の言葉「単語ひとつ」で国際標準の教養がザックリと身につくの書評

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世界を知る101の言葉「単語ひとつ」で国際標準の教養がザックリと身につく
著者:DR・マンディープ・ライ
出版社:飛鳥新社

本書の要約

本書の101の言葉を通じて、世界を旅するだけでなく、文化・宗教・慣習・伝統を知ることで、他者に敬意を払えるようになります。全ての価値観に教訓があり、ここから私たちは多くの学びを得られます。全ての価値観に教訓があり、ここから私たちは多くの学びを得られます。

なぜ、価値観を知ることが重要なのか?

人として、コミュニティとして、組織として。【価値観】は、人生のコマを進め、夢を実現するために必要な羅針盤なのです。(DR・マンディープ・ライ)

世界には様々な価値観があります。その価値観を知ることで、お互いの理解が進み、よいコミュニケーションが図れるようになります。多くの人が著者がまとめた101のメッセージを読むことで、他者への思いやりの心が生まれ、分断も防げるようになります。

ロイターとBBCワールドサービスのレポーターをしている時に著者は、【価値観】が国と国民の生活を方向づけているさまを実感します。世界中のあらゆる場所で、明らかにそこにあるのに言語化されない、文化的な暗号めいた空気が、日常生活の多くを決定づけていたのです。

訪問する国の数が増えるにつれて、自分が目の当たりにする【価値観】への興味が高まり、【価値観】が、変化を生み出すために個人やコミュニティにどのように使われているかに強い関心を持つようになったのです。

【価値観】を理解し、生き方に反映させることがきわめて重要な理由を著者は5つあげています。
1.価値観を知ることで、自分を理解できる。
2.価値観は、他人の理解に役立つ。
3.価値観は、自分の人生を説明してくれる。
4.価値観は、人生の羅針盤になってくれる。
5.価値観は、「同点の試合」(迷った時)に決着をつけてくれる。

時間が経過することで、国家は当然変化します。さまざまな政府、憲法、入植者、市民戦争、政治運動を経験します。国境が移動し、国は地図から一掃され、次の世代に復元され、さらに変更されます。それでもその国の【価値観】は残り続けます。一貫性がなく、混乱していたとしても、あらゆる国は、定義された【価値観】に基づいて進化しているのです。【価値観】は国家の文化とアイデンティティの核であり、欠けることはありません。

今までに150ヵ国あまりを取材した著者は、世界各国の価値観や国民性を「ひとつの単語」 で表現することに成功します。
■アメリカ 「起業家精神」
新たな土地と科学とテクノロジーの探求を保証することで何世紀にもわたって移民をひきつけてきたことに由来します。
■パキスタン 「勇気」
血まみれの分離独立の余波を受けて、自分の居場所のために人々が戦わざるを得ない状況の産物です。
■ハンガリー 「競争力」
13世紀以降、ほぼたえ間なく国が侵略され征服されてきた歴史から生じています。
■フランス 「抗議」
2018年のジレジョン(黄色いベスト運動)と1789年のサンキュロットを結びつける伝統です。

私が何度か訪れたエストニアは、「効率性」がキーワードになっています。

デジタルツールは、時間とコストの無駄を省き、いらいらを解消する現代の救世主であるべきです。エストニアは、デジタル化に断固たるアプローチを取ることにより、「破格の配当金」が得られることを証明しました。人口130万人の国にこれが可能なら、あらゆるビジネスに適用できないわけがありません。また、個人単位で考えると、デジタル生活というアプローチによって、エストニアの人々の幸せが少し増え、ストレスが減って、本当に大切なことに使える時間が増えたと言えるでしょう。

世界で最も進んだデジタル社会は、時間とコストの無駄を省きます。エストニアは世界の最先端を走っています。ソ連から独立した若い国家は、効率性によって、短期間で国家の仕組みを作りあげ、IT国家として、世界中から人を集めることに成功します。

101の国を言葉で旅しよう!

現在の中国政府の政策のいくつかに強く反対する向きがあるのはもっともですが、広義での中国文化には、学ぶべき重要なことがあります。それは、この実利主義が、変化に直面し、脅威の力によって吹き飛ばされそうになったときに、進路を外れないために役に立つということなのです。

隣国の中国は、「実利主義」と言う言葉で表現されています。細かい手段や広範囲の影響に悩んで手をこまねくのではなく、欲望の結果を得るために最も明確な行動を迅速に取るのが、中国のやりかたです。習近平国家主席が、中国発展のための長期計画が政治的制約を受けるのを回避するために、首相の2期制限を廃止し、無期限の統治を可能にしたのも、結果を出すために下した選択だったのです。

強権政治が行われている無法地帯のコンゴ共和国には、無限の「可能性」があると言います。天然資源に目を向ければ、コンゴにはとてつもない成長余力があることがわかります。インフラなどが整備できれば、この国は大きく変化できそうです。

私たちは誰でも、人生のどこかで、解決策が見当たらない、もしくは解決不可能と思われる状況に直面します。キューバの問題解決の精神は、成功を阻む壁が必ずしも難攻不落ではないことを教えてくれます。まともな道が遮断されても、別の道は存在し、たとえアクセスが悪くても、必要な場所に連れて行ってくれるのです。経済的・政治的モデルとしてはキューバに触発されないとしても、キューバの底力から学ぶことがあるはずです。問題解決の精神を持ち、失敗を選ばない、障害に阻まれない、という心構えがあれば、たいていのことは達成できるのです。

深刻な経済状況のキューバもその課題の大きさゆえに、「問題解決」能力が高くなっています。時間のある彼らは類まれな音楽とダンス、アートを生み出しています。

ちなみに我が日本は「敬意」と言う言葉で表現されています。日本の社会を見渡せば、そこに敬意があると言うのです。

人々はお互いに深い敬意を払っています。モノと空間はどちらも丁寧に設計され、扱われています。健康的なことで有名な日本食は、体を尊重するものです。年齢と経験に対しては、畏敬の念とも言えるほど深い尊敬の念が抱かれています。時間に敬意が払われていることは、公共交通機関から会議の出席まで、あらゆる「時間厳守」に表れています。

著者が指摘してくれた「敬意」を私たちは忘れているかもしれません。「敬意」に必要なのは、「少しの時間」と「意識的な思考」だけでコストはかかりません。敬意を払うという選択によって、人間的な成長という新たな世界への道が開かれます。

本書の101の言葉を通じて、世界を旅するだけでなく、文化・宗教・慣習・伝統を知ることで、他者に敬意を払えるようになります。全ての価値観に教訓があり、ここから私たちは多くの学びを得られます。全ての価値観に教訓があり、ここから私たちは多くの学びを得られます。本書を読むことで、自分との対話が進み、自分が本当に大切にしている価値観が見つかります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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