多くの成功者は、無名時代に「成功するぞ」と宣言をして、「無理に決まっている」と言われる経験を持っています。ならば、まず、あなたがしなければいけないことは、周囲に「成功するぞ」と宣言して「バカじゃないのか?」と否定されることです。成功は、周囲の否定からスタートします。多くの人は、「周りの人から否定されたくない」と思っています。そうではありません。まず、否定されないと大成功できないのです。周囲の否定は、成功のシグナルです。(石井貴士)
本当に頭がよくなる1分間アイデア法(石井貴士著)の中に成功の法則が書かれていましたが
確かに賛同者が多い事業計画は、失敗する可能性が高いと思います。
面白いアイデアに全員賛成などということはありません。
周囲の人、特に年上の上司や親から反対されたものの方が成功しているようです。
あたりまえですが、多くの人が賛同するアイデアには、新たな価値はありません。
サプライズのないものには、メディアやインフルエンサーからスルーされ
ユーザーに見つけてもらえないのです。(存在しないのと同じです。)
また、アイデアが陳腐なものは、たとえ製品化されたとしても
価値がないわけですから、最終的には価格で勝負するしかありません。
これでは、無理な体力勝負になりますから、大手企業に勝てるわけがないのです。
逆に、今までにないアイデアは一部のユーザーや
インフルエンサーから支持される可能性が高くなります。
ゴープロ(GoPro)の創業者のニック・ウッドマンは
自分のサーフィン姿をカッコよく撮影してもらおうと
アマチュアカメラマンに頼みましたがうまくいきません。
そこで、彼は今までのカメラの常識にはないアイデアを生み出します。
「invisible」をキーワードに、装着するカメラをリリースしたのです。
カメラで何を撮影しているのかははっきりとはわからないものの
頭に装着しているので、自分の視点で映像を記録できるようになったのです。
このコンセプトが、アクティブなサーファーやダイバーに受けたのです。
また、カメラはソーシャルメディアに連携されたため
迫力のある映像がどんどんシェアされることで、話題になり
ゴープロ(GoPro)は一気に市場を取っていきます。
当初、他のカメラメーカーは、このアイデアを評価していなかったため
参入が出遅れ、ゴープロ(GoPro)の後塵を拝すことになってしまったのです。
大手メーカーに、ベンチャー企業の突飛なアイデアが勝利したのです。
成功する事業は、少数の熱狂的なファンが最初は支えます。
スティーブ・ジョブズのiPhoneの例も見るまでもなく
コンセプトが新しい商品は、最初は熱狂的な信者にしか売れませんが
機能や価値が認められれば、やがてはそれがマスに広がっていきます。
ベンチャー企業が成功するためには
斬新なコンセプトや面白いアイデアを作り出さなければならないのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: 3D Team Success via photopin (license)
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