まず何よりも肝心なのは、思い切ってやり始めることである。仕事の机にすわって心を仕事に向けるという決心が、結局一番むずかしいことなのだ。一度ペンをとって、最初の一線を引くか、あるいは鍬を握って一打ちするかすれば、それでもう事柄はずっと容易になっているのである。ところが、ある人たちは、始めるのにいっも何か足りなくて、ただ準備ばかりして(そのうしろには彼等の怠惰が隠れているのだが)、なかなか仕事にかからない。(カール・ヒルティ)
渡部昇一氏の楽しい読書生活―本読みの達人による知的読書のすすめの中に
カール・ヒルティの幸福論の言葉が引用されています。
最初はやる気がなくても、始めた者が勝つというヒルティの考え方は
とても勉強になり、これを真似ればよいと渡辺氏は言います。
渡辺氏は、楽しい読書生活の中で「座右の書」を作ることが
読書のコツだと言い、このヒルティの幸福論をレコメンドしています。
実際、ヒルティの幸福論には、幸せになるためのルールが
いくつも紹介されていて、彼の言葉を読めば、人生を変えられます。
人生の早いタイミングで彼の言葉に出会い、それを自分ごと化しましょう!
彼の言葉を信じ、行動すれば、本当にハッピーになれるのです。
実際、渡部昇一氏は大学2年生の時にこのヒルティを読んで以来
終生の愛読書として、幸福論を読み続けています。
60歳を過ぎてからできる人になる生き方の習慣―スイスの哲人ヒルティが教える97の処世訓を
出版するなど、若い世代のためにヒルティの素晴らしさを伝えているのです。
寝床につくときに、翌朝起きることを楽しみにしている人間は、幸福である。(カール・ヒルティ)
カール・ヒルティの言葉を読むと、幸せとは何かがよくわかります。
人は気持ちの持ちかたひとつで、幸せになれます。
仕事は、常に「愉快な気分」でやることを覚えれば
翌日の仕事が楽しくなり、ワクワクな気分で眠りにつけます。
いつでも楽しい気持ちで、世の中を見られるようになれれば
困難なことも、人生をよくするためのハードルだと思えるようになります。
こうなれれば、脳はいつでもハッピーな状態を保てます。
人生において最も絶えがたいことは、悪天候が続くことではなく、雲一つ無い晴天が続くことである。
若い時は苦労や困難が嫌なものですが
実は、若い時にこそ苦労をしたほうがよいのです。
苦労を乗り越え、早いうちに自信をつければ
小さな苦労や困難は苦にならなくなり、ストレス耐性もつきます。
多くの困難を打ち破って成長していくことが、幸せの入り口なのです。
良いことばかりを選んでいては、自分を成長させられないのです。
分かれ道があったなら、困難な道を選ぶように意識を変えてみましょう!
人生の幸福は困難に出合うことが少ないとか、まったくないということにあるのではなく、むしろ、あらゆる困難と闘って輝かしい勝利を収めることにある。
ヒルティの言葉を読むと、いつも元気をもらえます。
定期的にヒルティの幸福論を読むことで、自分を変えられます。
ぜひ、幸福論をあなたの座右の書にしてみてください!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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