スマホファーストやスマホオンリーと言われる若者が増加しています。
スマホを中心に情報を取得しているユーザーを指していますが
こういったユーザーを意識することが
企業のマーケティング担当者にも重要になってきたようです。
ジャストシステムの「モバイル&ソーシャルメディア月次定点観測(総集編)」
(2015年2月)によると、15~19歳における12月の主要メディアの平均接触時間は
「スマートフォンからのインターネット接続」が135.3分でトップ。
「PCからのインターネット接続」(104.1分)
「テレビ」(101.8分)を抜いているとのことで
10代においては、完全にスマホが主要メディアとなっています。
去年の調査データなので、実態はもっともっと進んでいるように思われます。
うちの中2の娘などは、いつの間にか、iPhoneを使いこなすのが
親の私よりうまくなっていて、家の中ではiPhoneの専門家は
私より娘というイメージが定着してきました。
基本、TVや雑誌、新聞は見ずに
音楽アプリとYouTubeとソーシャルメディア、Google検索で
情報を取得しているようですが、いろいろな情報を
あっという間に見つけてくるので、最近では私のほうがたじたじです。
電車内を見ても、今では新聞や雑誌を読んでいる人は激減しています。
もはや、紙の新聞を読んでいる人は、朝の通勤時間には
車内には、数人程度しか見つからず、情報の伝達の仕方も大きく変わっているのです。
数年前に予測していたこと(スマホファーストやオンリー)が
10代、20代を中心に現実になってきたのです。
コンタクトポイントはソーシャルメディアやアプリ、WEBなどに多様化していても
デバイスはもはやスマホやタブレットに集中している感があります。
マーケティングは、何をを明確にし
それを的確にユーザーに伝えることがポイントなのですが
「誰に」と「どうやって」を考える際に
今まで以上に、どのメディアを使うかがポイントになってきます。
その際のデバイスは、スマホを中心に考えざるを得ません。
スマホオンリーやスマホファーストのユーザーを
ターゲットにしている企業の動きは当然早いのですが
PCや他メディアを基軸にマーケティングを考えていた企業は
この1、2年で起こる変化を予測し、スマホユーザーへのアプローチを
もっともっと積極的に考えたほうが良さそうです。
10代だけでなく20代、場合によっては、それ以降の世代でも
PCを使わなくなっているように感じています。
PCはもはや一部のビジネスマンや開発者、ライター限定のデバイスなのかもしれません。
タブレットやスマホだけで、大概のことができるようになっていますから
コミュニケーションを考える際にも、スマホファーストを徹底するぐらいが
もはや良いのかもしれません。
自分がiPhoneを使っているのは、生産性をアップするという理由がありましたが
もはや、今の10代にとっては、スマホは当たり前のツールになっていますから
なんでも、iPhoneやアンドロイドから調べようとします。
この時に、サイトのUIやUXがスマホで見た時に
クールでなけえば、いくらブランディングに力を入れていても
意味がないのでは?と最近では思い始めています。
スマホのサイトの見栄えや使い勝手が悪ければ
その企業は、彼らにとっては、存在しないのと同じなのだと思い始めています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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