Pivot(ピボット)とは何か?スタートアップ・バイブル(アニス・ウッザマン著)

Apple

スタートアップ用語にPivot(ピボット)という言葉があります。
Pivot(ピボット)とは、プロダクト開発にあたり
事業や製品の方向性が起業時から変わり
マーケットのニーズと合致するようにプロダクトを改良することです。
Pivot(ピボット)の事例で、私の頭に浮かぶのはInstagramがあります。
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そもそも、ビジュアル型のソーシャルメディアのInstagaram
現在地や写真を共有するためのチェックイン型のアプリケーションでした。
しかし、アプリをリリースすると、多くのユーザーは
Instagaramの写真共有機能に反応しました、
そこで、Instagaramは、写真共有機能にフォーカスし
写真の美しさを追求し、ユーザー数を拡大していくのです。

スタートアップ・バイブル(アニス・ウッザマン著)に、その際の仮説が書かれていますが
■写真の美しさ
■アップロードのスピード
■他サービスとの連携 
を徹底的に意識し、Instagaramは開発を進めていきます。
ユーザーの声を真摯に聞くことを続けながら
美しい写真をアップロードするソーシャルメディアにコンセプトを変え
最終的にはFacebookに買収されたのです。

このような顧客からのフィードバックを受ける
Build-Measure-Learn-Feedback Loopと呼ばれる手法が
リーンスタートアップモデルのプロダクト開発では、行われています。
コンセプトが出来上がった段階で、できるだけ早くプロダクト開発を実施し
すぐにユーザーの声を聞くことが重要なのです。

TTM(Time to Market)という考え方で、できるだけ早くプロダクトをローンチし
ユーザーのフィードバックを受けることを重視するのです。
その際、最低限の基本機能を実装し、顧客ニーズをできるだけ早く確認しましょう!
プロダクトの仮説と顧客の仮説を、初期のユーザーを通じて検証し
仮説のチェックを絶えず行い、プロダクトが受け入れられない場合は
勇気を持って、Pivot(ピボット)を行うのです。

スタートアップ・バイブルには、Kissmetricsの事例も紹介されています。
Kissmetricsは、インターネットのアクセス解析を行うスタートアップでしたが
2008年の創業当初は、閲覧ユーザー数やユーザーのリピート率を
提供するサービスがほとんどでした。
しかし、Kissmetricsはユーザー調査を絶えず行うことで、プロダクトを改良していきます。
KissmetricsがどうPivot(ピボット)を行なって、成功しかたを本書から引用します。

同社は最初、「ソーシャルメディアの発達に伴うソーシャル系アプリ開発者の増加により、ウェブ解析によるデータ需要の増加が見こまれる」というマーケット調査に基づき、「ソ ーシャルアプリ開発者が目的に合わせ、分析指標を自由に変更できるソーシャルアプリ分析サ ービス 」を開発しました。ところがプロダクトリリース後、ユーザー・フィードバックを入念に確認したところ、「開発者が求めているのは単なる閲覧者数のデ ータではなく、次にどのような行動を取ればいいのかがわかる詳細なデータ及びその読み解き方」であることがわかったのです 。そこで、ユーザーの細かいアクションごとの分析を提供し、開発者が改善する必要がある部分をすぐに理解できるプロダクトへピボットしました。このようなニーズはソーシャルアプリの開発者だけでなく、ウェブサイトの開発者全体及びマーケティング担当者にも当てはまります。結果的に、顧客ターゲットが拡大しました。さらに 、サイトを訪問したユーザー、サイトのどの部分でサイトから離脱したかを詳細に分析するサービス 「コンバージョン・ファネル分析」の提供を始めたのです。この分析により、開発者及びマーケティング担当者は、サイト内のどの部分に問題があるかを明確に洗い出せるようになりました。 「コンバージョン・ファネル分析」のおかげで、その後の改善計画を素早く立て、対応できるようになったのです。

初期の段階で、友人やブロガーなどを巻き込んで
自社のサービスをしかりと検証することが成功への分岐点になります。
顧客のいないサービスに、いつまでもしがみついていても、成功できません。
開発者だけで議論を行うと、どうしてもユーザー調査が後手に回ります。
自分たちの開発思想に安住せずに、ユーザーとの対話を心がけることで
早めの軌道修正ができるのです。
今まで私がコンサルしてきた会社にも、ユーザー調査を絶えずオススメしてきました。
自社の仮説を検証する勇気を持った会社が、成功を手に入れられます。
ぜひ、リーンスタートアップのメッソドをモデリングしてください!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

      

 

 

 

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