知識の真髄は、もつだけでなく使うところにある。(孔子)
名著新1分間マネジャー――部下を成長させる3つの秘訣
(ケン・ブランチャード&スペンサー・ジョンソン著)を数年ぶりに読み返しています。
Kindleで本書と関連本をいくつか見つけ、早速購入し、読了しました。
マネージャーの必要な目標設計、部下との接し方などが
コンパクトにまとめられているため
本書を読むことで多くの悩みを解決できるはずです。
本来であれば、本書を繰り返し読むことで、私はもっと成長できたはずですが
私はこの本書の存在を忘れてしまい、時間を無駄にしていました。
短時間で読めるお手本があったのですから、もっともっと本書を活用すべきでした。
時短を考えるなら、本書を読むことがその解決策になります。
(本書を読めば、マネジメントの書籍は他に必要がないことがわかります。)
世界中のマネジャーのほとんどが、今までのやり方を変えず、結果か人間のどちらかをもっぱら優先しているように思われた。結果にこだわるマネジャーは 「独裁的、人にこだわるマネジャーは 「民主的」と呼ばれることが多いようだった。
本書は優秀なマネージャーを探す物語で、この象徴的な言葉から始まります。
マネージャーは、独裁的でも、民主的でも成功しないのです。
成功するマネージャーは、みんなの才能を引き出せる人だという定義と
自分に満足すれば、良い仕事ができるという1分間マネージャーの考え方に共感しました。
優秀なマネージャーになるためには、3つの秘訣があると紹介されています。
極端な話、マネージャーは、これだけ覚えればよいのです。
■1分間の目標設定
1分間で読み返せる短い目標をヒアリングしながら一緒にまとめる。
すぐれたパフォーマンスとは何か?を的確に部下に指示するようにする。
自分にとって最も重要な目標に絞り込む。(選択と集中)
そして、ヒアリングしながら、部下に自分で考える習慣をつけさせる。
1分間で現在の自分の進捗を確認し
行動が目標からずれていたら、見直しを促し、改善させる。
■1分間称賛法
良い行動を見つけたらできるだけすぐにその場でほめる。
それも極力具体的な言葉でほめることが重要。
何をうまくやったのかをはっきりとさせ、部下の力を最大限引き出させる。
その際、部下が自分の力で勝ち取ったと感じさせることが、部下の自信につながる。
また、自分部下の行動に対して、どんなに喜んでいるかを伝え、その気持ちを分かち合う。
■1分間修正法(※以前は1分間叱責法でした。)
修正が必要なときは、原因となった失敗直後にすぐに伝える。
事実を確認した上で、一緒にミスを振り返る。
検証は具体的に行う。
部下のミスによる影響について、自分がどう感じているかを伝える。
また、ミスは取り返せるなどサポートを忘れない。
信頼していることを相手に伝え、軌道修正をしっかりと行う。
この3つの秘訣を活用することで、私たちは組織を強くできるのです。
本書を定期的に読むことで、リーダーの役割も再認識できるようになります。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Reach [Day 18/365] via photopin (license)
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