なたのエゴが、相手に寄りかかったり、相手を押しのけたり、強制しようとしたりしないとき、相手からより多くのことを学ぶことができる。相手を愛し、助けてあげることもできる。そうすることによって、あなたは、どっしりとした雰囲気や、強い性格を印象づけることができる。あなたがいるだけで周りの人たちは安心できるようになる。まさにそれこそが、サイレント・カリスマーサイレント・パワーなのだ。(スチュワート・ワイルド)
スチュワート・ワイルドのサイレント・パワーの書評を続けます。
今日は自分が話すをやめ、人の話を聞くことで人生をよりよくできるという話です。
スチュワート・ワイルドはサイレント・トーキングを身につけることで
相手からより多くのことを学ぶことができると書いています。
人の話をじっくりと聞くことで、相手との信頼関係を築けるのです。
旅行の話をされても、相手よりすごい経験をしたことがあるとはいわないことです。
過去の体験について、相手と競争しても何も生み出しません。
ここで相手を支配する必要はないのです。
自分の専門分野について聞かれた時だけ
話すことを習慣にして、それ以外は聞き手側になるとよいでしょう。
その理由をスチュワート・ワイルドは教えてくれます。
いずれにしても、言葉で人を感心させるのは難しいことだ。あなたは何か素晴らしいことを成し遂げたとしても.それを人に話した時点で、相手は否定的にとらえるに決まっている。自分とあなたを比べることで、自分にとって都合の悪い場合には怒るだろうし,自分があなたより劣っているということを認めざるを得ない場合は気分を害するだろう。
相手はあなたに感心することなどないと考えて、相手の話を聞くことを心がけましょう。
相手と競おうという意識を捨てればよいのです。
私たちはできるだけしゃべらないようにすることで
パワーと知識を持っていることを相手に匂わせることができるのです。
私も自己満足のために、ついつい話しぎてしまうので
このサイレント・トークを身に付けたいと思います。
そのための方法を本書から引用します。
サイレント・トーキングを身につけるには、まず、よく観ることと、よく聞くことが求められる。次に、耳を傾けている相手に愛を投げかけること、また、よく聞くこと理解や思いやりを送ることも必要だ。相手の不安を聞いてあげよう。どつしりと自信を持ち、一時的にせよ、その人のためにあなた自身のエゴの欲求を抑えるのだ。堂々と人の下に入るーと言うと、矛盾した表現に聞こえるかもしれないが、要は、あなたが自分の言葉をコントロールすることで、相手が安心して自由にしゃべれるようになるということが大切なのだ。
相手に対する思いやりの心を持つことで、話を聞くことができるようになります。
自分の言葉をコントロールすることで、相手が安心してしゃべり始めます。
その結果、あなたはよい話を聞け、知識とよい人間関係を得られるのです。
自分の考えとは本当は存在しないのです。
実は、人との会話や体験を通じて生まれることが多いのです。
一人で考えたと思ったアイデアだとしても、どこかで誰かの力を借りているのです。
自分を成長させるために、サイレント・トークの技術は欠かせないのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: dek dav I’m Not Talking no.343 via photopin (license)
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