「時間がない」「忙しい」「残業続き」という方の多くは、残業を前提とした生活リズムが習慣化してしまっています。少しずつ、生活リズムを変えていきましょう。(木村聡子)
photo credit: Dmitry Karyshev snow time via photopin (license)
現代人は忙しい毎日を過ごしでいますが、ちょっとの工夫で自分の生活を改善できます。
まずは、残業をしないと決め、朝の「前業」で先手を打てば、働き方が激変します。
私もお酒をやめて朝型にすることで、自分の人生を変えてきたので
この木村氏の考え方にはとても共感を覚えました。
もともとは夜型で自分の時間を犠牲にしてきた木村聡子氏ですが
自分の時間を取り戻すために、生産性を高める努力を重ねます。
その中で気づいたことが、習慣の力です。
朝型に生活リズムを変え、前業を習慣にすることで、自分の時間をコントロールしていったのです。
あなたの1日は27時間になる。の中で木村氏は
仕事を短時間で終わらせ、好きなことに時間を費やすためには
マインド、段取り、環境、スピードの4つの視点を意識することが重要だと指摘しています。
①1日の「過ごし方」を見直す→「残業してでも、いい仕事をしよう」というマインドを捨てる
②「仕事の段取り」を徹底する→仕事を溜めず、「効率的に流す方法」を考える
③「仕事環境」を効率的にする→「物を探す時間」をゼロにする
④「仕事のスピード」をアップさせる→1秒でも早く手を動かす工夫をする
4つの視点で自分のボトルネックを見つけ、改善できれば
自分のパフォーマンスを確実にアップできるのです。
仕事を溜めない、ものを溜めないと決めることで、働き方を変えられるはずです。
あなたの1日は27時間になる。 [ 木村聡子 ] |
私たちは「時間をいくらでもかけてよい」と思うから
最初から残業を選択してしまうのです。
実は、ここに大きな落とし穴があります。
多くの日本人がこのマインドにおかされ
夜遅くまで働くことを美徳とし、心と体を蝕んでいます。
私たちは時間に対する考え方を変えない限り、残業でその場しのぎをしてしまいます。
いつも多くのタスクに追われることで、私たちは精神的な余裕を失い
ますます、残業で片をつけようと遅くまで働くようになるのです。
そんな状態で、さまざまな仕事を同時進行するため
物の整理ができなくなり、探し物に時間をとられます。
まさに原因と結果の法則で、先延ばしマインドが自分を追い込んでしまっています。
まずは、夜型をやめ、朝の時間を有効活用してみましょう。
朝時間は夜に比べ脳が活性化していますから、どんどんタスクをこなせます。
木村氏は本書の中で「1日1捨」という考え方を紹介しています。
>文字どおり「1日にーつ、捨てる」ことです。これは、職場でも自宅でも私がここ5年間実践している習慣です。本、服、小物、雑誌、使いかけの化粧品、あまり使わないアプリ……。なんでもいいのです。必ず何かーつ、物を捨てるようにしています。
物を探す時間を短縮するには、物をもたないことが一番大切だと木村氏は言います。
この「1日1捨」を地道に実践すれば、部屋や仕事場が片づいていきます。
ものがなくなれば、気分もすっきりしますから、やる気もチャージできます。
私も最近「捨てる」を習慣にしているので、この効果に驚いていますが
今回、木村氏を見習って、「1日1捨」を実践してみようと思います。
また、「1日1捨」は自分の生き方にも影響を及ぼします。
「1日1捨」を1年ほど続けてみたところで、自分自身の変化に気づいたのですが、物に対して「これは本当に必要だろうか」と常に疑問をもつ姿勢は、人とのつき合い方や仕事の仕方など、物質以外の面にも次第に影響を及ぼしていきます。
「本当にこれが必要だろうか?」と考えることを習慣にすれば
自分のやりたいことや夢が見つかります。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
コメント