語りかけるように、言葉を紡いでいく。(梅田悟司)
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「言葉にできる」は武器になる。の書評ブログを続けます。
自分の文章力に自信がある人はあまりいないと思いますが
本書を読むことで、文章上達のためのヒントを見つけました。
相手をイメージして、語りけるように言葉を紡ぐことで
内容が人に伝わりやすくなることに気づけました。
いざ文章を書こうとすると、人はどうしても身構えてしまう。すると、身体が固くなることで思考も柔軟性を失い、どこか力が入った不自然な文章が一生まれてしまう。その結果、文中で使う言葉1つとっても感情の込もっていない、体温を感じない言葉になってしまう。
梅田氏が指摘するように文章を書く時に、どうしても私たちは身構えてしまいます。
「ボロを出さないぞ!」と思うことで、カッコをつけてしまい
難しい言葉を使って、文章を書いてしまうのです。
しかし、自分らしさのない文章には、当たり前ですが説得力はありません。
肩の力を抜いて、自分の内面を言葉に紡がない限り、人には伝わらないのです。
できるだけ話し言葉を使って、文章を書くようにするとよさそうです。
毎日この書評ブログを書く中で、私は話し言葉の視点を忘れがちでした。
ついつい難しい表現で文章を書いてしまうので
梅田氏の「語りかけるように書く」というアドバイスが刺さりました。
「言葉にできる」は武器になる。 [ 梅田 悟司 ] |
文章を書いたり、言葉を入力することは、自分の思いを形にしていく作業であり、どうしても書くや入力するといった行為そのものに集中してしまう。そのため、気付かないうちに利己的になってしまったり、固い言葉を使つてしまう。そこで、語りかけるように書こうとすると、語りかける相手を意識することになるので、どのようにすれば相手が分かりやすいか、共感してくれるかに注意が向くのだ。
私たちは書くことに集中することで、利己的になってしまいます。
また、自分ではわかっている内容だと
余計に読者の視点を忘れてしまい、表現が難しくなりがちです。
読む人が受ける印象をイメージして、文章を書かないと内容が独りよがりになるのです。
相手に共感してもらうためには、できるだけわかりやすい言葉を使う必要があります。
自分が書いた文章を、一回声に出して読んでみるとよいと梅田氏は言います。
文章を読んで実際に録音してみると、自分の表現の弱点が見つかります。
録音した音声を聞き直すと口語的な表現の強さに気づけます。
話す相手をできるだけ具体的にイメージした方が
臨場感のある言葉を生まれるという梅田氏のアドバイスが響きました。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
「言葉にできる」は武器になる。の参考記事はこちらから
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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