体調が悪いと何もできませんね。私は、仕事柄、夜の会食は多いのですが、時間の節約と体調管理のために2次会には原則行かないと決めています。(小宮一慶)
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私が二次会に行かない理由
アルコール好きだった頃は二次会、三次会が当たり前でしたが
10年前に断酒してからは、二次会にほとんど行かなくなりました。
サラリーマンを辞めてから、よりこの考え方は強化され
12時前には就寝するようにしています。
もっとも大切なことが自分の健康と時間だと気づくことで
私は夜は早く寝て、朝早く起きるように生活習慣を変えました。
二次会に行かないと、夜も早い時間に眠れるようになります。
24時までに眠ることで、体を労わることができます。
良質なアウトプットをするためには、睡眠が欠かせません。
寝不足でダメージを受けた脳では、私たちは何も生み出せません。
睡眠をしっかりとって、脳のゴールデンタイムを活用するためには
早寝早起きを習慣に取り入れるべきです
良質な睡眠で私たちが得られるもの
ショーン・スティーブンソンはSLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術の中で
睡眠の重要性について書いています。
良質な睡眠をとると、免疫系が強化され、ホルモンバランスが安定し、新陳代謝が促進される。身体のエネルギーが増加し、脳の働きも改善される。睡眠を適切にとらない限り、自らが求める肉体や人生を手にすることはできない。絶対に不可能だ。(ショーン・スティーブンソン)
睡眠の質を上げることで、私たちは脳と体のコンディションを良くできます。
小宮氏が指摘するように朝時間でアウトプットすることで
私たちは生産性を高められますが、多くの人は睡眠を犠牲しています。
二次会や三次会を楽しむことで、翌朝のパフォーマンスを下げてしまうのです。
SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術 [ ショーン・スティーブンソン ] |
睡眠に関して、根性論をやめた方がよい理由
私たちが暮らす社会では、睡眠はまったくと言っていいほど尊重されていない。それどころか、「成功するためには睡眠時間を削ってより多く働かないといけない」「死んでから好きなだけ眠ればいい」といった考え方が刷り込まれる。
私は広告業界出身なので、睡眠を削ることが当たり前だと思っていました。
徹夜で企画書を作り、翌朝プレゼンすることが日常になっていたのです。
これを続けていると本当に過労死してしまいます。
電通の若手社員もある意味この文化の犠牲者だったのです。
会社を早く退出させてても、カフェや家で深夜まで働くことを
黙認していたら、労働者の未来を明るくできません。
日本企業が「睡眠」を尊重しない限り
過労死は無くならないでしょうし、生産性も上がりません。
時間の使い方や成果物の考え方を変えない限り、問題は解決しないはずです。
たゆまぬ努力が成功の大部分を占めることは言うまでもないが、賢く努力することだって同じくらい重要だ。それなのに、休むことなく働き続ける人が世界中にたくさんいる。そういう人は、朝から晩まで仕事漬けの日々を送りながらも、仕事の質が大幅に落ちていることに気づいていない。調査によると、24時間一睡もしない状態が続いた直後は、脳に送られるグルコースの量が全体で6パーセント減るという。つまり、それだけバカになるということだ。
睡眠不足を見逃していると、社員がストレスで鬱を発症したり
健康を害してしまいます。
社員の生産性を上げるために、企業もそろそろ睡眠の重要性に気づくべきです。
たゆまぬ努力と睡眠のバランスを取らない限り
私たちは長期的な成功は得られません。
睡眠不足になるとグルコースが減少しますが
実は、グルコースの減少は均等でないことがわかっています。
睡眠不足になると、頭頂葉と前頭前皮質のグルコースは実質12~14パーセント失われる。頭頂葉と前頭前皮質は、考えるとき、複数の考えを区別するとき、人前に出たとき、善黒の判断をつけるときにいちばん必要となる脳の領域だ。夜更かしした翌日に、ちゃんと頭が働いていれば絶対にしなかったようなまずい判断をした経験はないだろうか?誰にでもあるはずだ。
まとめ
睡眠不足によって、私たちはいつもより鈍いバージョンの自分自身に
脳をのっとられているのです。
脳の健康を維持し、適切なアウトプットをするために
良質な睡眠をとることを意識しましょう。
二次会に行くよりも、早く家に帰って眠ることが重要なのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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