あまりにせわしなく、次々とすることが変わるので、ひとつのことに集中できない。心が体についていこうと必死でがんばっているが、なかなかついていけない状態だ。一方、意識的にチャンネルを変えるときには、あるコミュニケーション能力手段を使ったやりとりをうまく終えて、別のコミュニケーション手段を使ったやりとりに意識を100パーセント向けられる。(ソレン・ゴードハマー)
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自分の行動を意識する!
私たちは普段、ほとんど無意識に行動しています。
スマートフォンやソーシャルメディアの普及で
今ここに集中できなくなっています。
自分の生産性を上げるためには、マルチタスクは厳禁です。
一つひとつのアクションを意識し、自分のパフォーマンスを高めましょう。
そのつど少し止まって考え、自分で決めること。できるかぎり多くのことを同時にこなそうとせず、目の前にいる人との時間を優先すること。そして、デジタルのツールを使う必要があるときには、惰性的にではなく意識的に使うことだ。
そのためには、携帯電話にいきなり出たり、eメールに即レスしないことです。
今やっていることに集中し、それが終わってから、次の行動に移りましょう!
マルチタスクをやめて、今やるべきことを一つに絞るのです。
シンプル・ライフ 世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方 [ ソレン・ゴードハマー ] |
つながりとは何か?を考える
ソーシャルメディアやiPhoneが登場してから、私たちの交流は激変しました。
私たちは。絶えずFacebookでのつながりを求めるようになり
ソーシャルメディアなしでは生きられなくなっています。
テクノロジーが世界とのつながりを保ってくれるものだとすると、当然ながら、テクノロジーから離れたとたん、つながっていないと感じることになる。ひとりぼっちになったと感じる。だから、わたしたちはテクノロジーにあれほどまですがりつき、なかなかコンピュータの電源を切れず、通信機器を持っていないと心細さを覚えるのだ。誰だって人とのつながりを失いたいとは思わないだろう。
シカゴ大学認知社会神経学研究所所長ジョン・カシオッポは
Facebook、チャット、および直接対面によるやりとりの回数の多さと
孤独感とのあいだにどういう相関関係が見られるかを調査しました。
その結果を見て、私は驚きました。
Facebookのつながりだけでは、幸せになれないことがわかったのです。
「直接対面によるやりとりの割合が高い人ほど、寂しさを感じていません」と
ジョン・カシオッポは指摘しています。
Facebookはあくまで道具にすぎないので、ほかのあらゆる道具と同じように、どれほど役に立つかは利用のしかたで決まるという。実際に人と会う機会を増やすために使うなら、Facebookはわたしたちの社会資本を増やしてくれます。(ジョン・カシオッポ)
ソーシャルメディアはつながるためのテクノロジーですが
これだけに頼ると失敗します。
Facebookを道具とみなし、どう使うかをしっかりと整理しましょう。
FacebookやiPhoneはつながるためのテクノロジーで
人との関係を強化するためには、リアルの交流を大切にしなければなりません。
ソーシャルメディアを活用しながら、リアルの会話を楽しむことで
孤独感を味わなくてすむようになります。
テクノロジーから離れた途端に、寂しくならないように
仲間との関係を大切にすべきです。
まとめ
常にオンライン状態でいると、物事に集中できなくなります。
パソコンやスマホを使いすぎると心と体が疲弊します。
ITに頼りすぎると、逆に自分の生産性を下げてしまいます。
また、人とつながりたいからといって
ソーシャルメディアに頼りすぎると
繋がっていない時に、より孤独を感じるようになります。
ソーシャルメディアを自覚的に使わなければ
かえって孤独感やむなしさが強まります。
それを避けるためにも、リアルな人間関係を大切にしましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考 ソレン・ゴールドハマーのシンプル・ライフ
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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