教授が質問したり、他のクラスメートが発言したりすると、学生は次に自分は何を発言すべきか、深く考えますよね。その過程で自分自身の意見やインサイト(洞察)を見つけていくのです。教授の質問とクラスメートの発言。この2つが強力な刺激となります。(ジョシュア・マーゴリス)
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良い質問が人を育てる!
ジョシュア・マーゴリスは教授が良い質問をすることで
学生がやる気になり、授業が活性化すると指摘します。
良い質問が、学生の良い回答を引き出し、周りの学生にも刺激を与えます。
学生がしっかりと考える質問が、良い質問なのです。
イエス、ノーで答えられる質問ではなく
「なぜですか?」と相手が思考する質問を心がけましょう。
また、部下が失敗した時に、「君はどうしたらいいか?」と質問することで
考えるきっかけが見つかり、次のアクションを起こせるようになります。
質問しやすい環境を作るのもリーダーには欠かせないスキルなのです。
人前で質問することを意識する!
多くの人の前で質問をすることは、とても勇気が要ります。
わからないことを人前で明らかにすることは
自分の馬鹿さ加減をオープンにすることだと捉えた途端に、質問ができなくなります。
しかし、リーダーが積極的にわからないことを質問するなど
質問しやすい雰囲気を作るとメンバーも質問できるようになります。
わからないことを質問するのは、以下の2つの意味で価値があります。
1、自分にとっての機会損失を防ぐ
2、その場にいる人にとっての機会損失を防ぐ
質問することは相手に対して、興味を持っていることの裏返しです。
好奇心がある優秀なコンサルタントは熱意を持って
相手に質問を繰り返します。
(参考記事 謙虚なコンサルティングの書評)
ここから課題が明らかになり、解決策が浮かんでくるのです。
実は、誰もが質問を喜びます。
質問されることで、自分の思考の甘さに気付けたり
新たな視点をもらえるからです。
授業など人前で良い質問をすることは、自分だけでなく
周りの人や教師にとっても価値のあることなのです。
こう考えれば、人前での質問が貢献につがなることがわかります。
優れたリーダーは自分がわからないことを隠しません。
質問が自分だけでなく、その場にいる人全員に
役立つことがわかっているからです。
ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか[本/雑誌] / 佐藤智恵/著 |
ジョシュア・マーゴリスにリーダーの資質を学ぶ!
前述のジョシュア・マーゴリスの言葉が気になり
インターネットの記事を検索したら
以下のインタビューを見つけました。
「リーダーは自分より他人のことを尊重せよ」と言ったのは、他人よりも自分のことを優先する人が世の中には多々いるからです。これはアメリカでも、世界中の国々が抱える問題でもありますが、リーダーになりたいのであれば、自分よりも他人のことをまず思いやることが大前提です。
この記事を読むとリーダーには、思いやりが欠かせないことがわかります。
リーダーになりたければ、周りの人の協力が必要不可欠です。
部下の力を最大化するためには
他者の能力をしっかりと理解し、認識しなければなりません。
自分本位になるのではなく、周りの人を尊重することで
はじめて、部下たちの協力を得られるのです。
わからないことを認めるなど謙虚な気持ちを持てば
自分に足りないことがわかり、メンバーの力を引き出せるようになります。
リーダーとして自分に関わる人々の名前や経歴を覚えるのは不可欠ですよね。リーダーシップとは、周りの人の能力を引き出すことです。この人はどんな人なのか、どういう経歴を持つ人なのかを深く理解して、その人の力を最大限に生かすことです。部下のことを知ろうとしてくれる人と、知ろうともしない人。どちらがリーダーとしてふさわしいか、言うまでもありませんよね。
リーダーは部下の力を引き出すために、人の名前を覚えなければなりません。
部下のことを自ら知ろうとすることで、部下との関係を良くできます。
好奇心を持って、部下に関する質問を重ねると思わぬ能力を発見できます。
人の力を引き出すために、リーダーがやるべきことはたくさんあります。
まとめ
部下がアクションを起こすために、リーダーは良い質問を心がけるべきです。
自分のことより、他人を尊重し、彼らが活躍できる環境を作るのです。・
質問しやすい雰囲気が、部下の質問する能力を高め
解決策が見つかるようになり、結果としてチームの力を強くします。
思いやりを持って部下に接し、メンバーの能力を最大化できれば
チームの課題を解決でき、組織をよりパワフルに変えられます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考図書 ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか(佐藤智恵著)
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