年齢を重ねた人が、昔自分の好きだった本を読み返すというのは、自分の変化をとらえるという行為です。本の内容は変わっていないけれど、自分は変わっているということがよくわかる。これこそ「自分を読む」ということでしょう。(小飼弾)
過去に好きだった本を読み返そう!
小飼弾氏の本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術の書評ブログを続けます。定期的に好きな本を読み返すようにしています。歴史の本や高校・大学時代に読んだ本を読み返すと新たな学びを得られます。自分の変化を実感できたり、年をとったおかげで、著者のアドバイスに共感できるようになります。父親の視点や経営アドバイザーの視点で本を再読することで、多くの気づきをもらえたり、自分の変化を確認できるのです。
昨日も勉強会のために、スティーブン・R・コヴィー氏の7つの習慣 人格主義の回復を手に取りました。終わりを思い描くことから始める、Win-Winを考える、自分の資源を維持、再新再生させるために絶えず刃を研ぐなどの習慣が自分をよくしてくれることを再認識できました。以前の私は個人の成長を考えていましたが、アドバイザーの視点で7つの習慣を読むことで、他者への貢献の重要性とそれがモチベーションにつがなることを顧問先に伝えることができました。良書を再読することは価値のあるアクションで、それをアウトプットすることで仲間の役に立てるのです。過去の読書体験からも自分の刃を研げるのです。
また、読書の際には「批判しながら読む」ことが求められます。批判精神を持って、著者と会話しながら読むことで自分の頭で考えられるようになります。若い頃、好きだった本や鵜呑みにしていた本を再読すると、いろいろなツッコミを入れられます。自分の知識や体験を活用しながら、多面的に読むことで本を血肉にできるようになります。
本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術 (文庫) [ 小飼弾 ] |
本に投資を重ねることで稼げる体質になれる!
本代につぎ込んだお金は、結局何倍にもなって返ってくるからです。本を読むと知恵がつく。そして現代における仕事のほとんどは、知恵のあるなしで値段が決まります。僕はいつも若い人には、「まず本棚を1本買え」といっています。
本に投資することがもっとも賢い選択だと多くの著者が指摘します。小飼氏はベストセラーを読むよりは、尖った本を読むべきだと述べています。ベストセラーだけを読んでいても、人と同じ発想しかできません。インターネットやTVを見ても結果は同じです。このような無料の知識は誰でも簡単に手に入れられますから、差別化をはかれません。突出した部分が1箇所でもある人、尖っているところのある人になるために、より多くの本を読み、自分らしい一冊を見つけるべきなのです。本を読めばそれだけ多くの着想を得られ、多くの着想を得ることで、稼ぐチャンスも増やせます。若い頃から本を読む習慣を身につけ、良書をなんども再読することで自分の成長を確認できるというメリットがあります。
着想の豊かな人は、人が思いつかないようなことを思いつきます。もちろんビジネスを成功させるには、アイデアだけでなくそれを形にすることが必要ですが、着想が豊かであれば、それを実行する方法もより適したやり方を思いつくことができる。だから成功率が高まるのです。だから特に若いときは、貯金するカネがあったらその分本を買ったほうがトクです。
私も若い頃からの多読によって、自分の人生を豊かにできたので、この小飼氏の言葉には共感を覚えます。多様な本に投資することで、自分の着想を豊かにできるのです。若い時から多くの本を読むことで、自分を違う存在に変えられます。本を読む習慣を身につけることは、未来の自分のために種を蒔くことなのです。
まとめ
本に投資することで自分を変えられます。若い頃から読書体験を重ねることで多くのメリットを享受できます。読書で着想を豊かにし、アイデアを実践する人になることで、他者に貢献できます。読書を習慣にすることは自分の刃を研ぎ続けることと同義です。読書を一生の習慣にして、自分の人生をより豊かにしましょう。
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