フランク・ラポルト=アダムスキーの腸がすべて―世界中で話題! アダムスキー式「最高の腸活」メソッドの書評


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腸がすべて―世界中で話題! アダムスキー式「最高の腸活」メソッド
著者:フランク・ラポルト=アダムスキー
出版社:東洋経済新報社

本書の要約

食生活を正して腸の調子を整えると、まず、余分にたまった脂肪や毒素が排出され、自然と体は痩せていき、多くのダイエット法は必要なくなります。「アダムスキー式腸活法」を取り入れ、食品を「ファスト」と「スロー」に分けて食べ、腸の調子を整えることで私たちは健康を取り戻せます。

アダムスキー式腸活法とは何か?

食生活を正して腸の調子を整えると、まず、余分にたまった脂肪や毒素が排出されていきます。それから、脂肪や毒素がさらに蓄えられるのを防ぐことができます。状態のいい消化管は、吸収や排出を行いながら、食べすぎを「矯正」してくれるのです。(フランク・ラポルト=アダムスキー)

「アダムスキー式腸活法」をご存知でしょうか?自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏は、「体の機能不全のほとんどは『腸の汚れ』が原因である」と考え、普段の食事見直すべきだと言います。「アダムスキー式腸活法」は、「健康回復のためのファーストステップは『予防』であり、予防は『健康な腸』から始まる」と考えます。

正しい食事健康法を取り入れて消化管を機能させれば、自然と体は痩せていき、多くのダイエット法は必要なくなります。腸が汚れて詰まってしまうから、流れが滞り、体のバランスが崩れてしまうのです。腸がベストコンディションで自分の仕事を行えば、「解毒」ができるようになり、健康な体を取り戻せます。不眠や肌荒れ、腰痛なども腸の不調が原因になることもあるのです。

ダイエットを始めるときにも、まず「消化管の詰まり具合」をチェックし、消化管を良好な状態に戻します。個人差はありますが、便がほぼ1日1回出るように自分の食事をコントロールしましょう。「腸を完全に正常な状態に戻す」ということが、「スリムな体型を維持する」ために欠かせない条件だと考え、次の2つを実践するとよいと著者は言います。

1、「栄養の偏りや栄養不足を引き起こさない」こと。
2、「『体重を減らすこと』を目的としていない」こと。
カロリー制限をするダイエットでは、毒素は排出されません。実は、体重を減らすよりも重要なことは、「腸の汚れを取り除く」ことなのです。ダイエットをするなら、組織の中にある脂肪や毒素を自然な方法で体の外に出すことから始めましょう。大切なのは「体重を減らすこと」ではなく、消化管の働きを正常に機能させ、食べたものを滞留させないことなのです。

食事の食べ合わせに注意しよう!

異なる速度で移動する食べ物を同じ消化管に入れれば、消化のトラブルが発生して当然なのです。 これでは、腸全体の流れが遅くなってしまいます。 すると食べ物が腐敗して壁に張り付き、腸は狭くなり、毒素の処理もできなくなります。 こうして口から取り込んだ食事が腸管の中でどんどん蓄積されていき、腸管は「食べ物を下へと送る」ために24時間働きつづけることになるのです。これは、腸から自浄に必要な「すき間」の時間、つまり、空っぽのまま何もせずに休む時間を奪うことになります。

著者の健康法はとてもシンプルです。「アダムスキー式腸活法」では、食品を「ファスト」と「スロー」に分けて食べるようにするだけです。
①食べ物を3つに分ける→「ファスト」「スロー」「ニュートラル」の3つ
②それぞれを分けて食べる→「ファスト」と「スロー」を一緒に食べるから、腸がよごれる!

「ファスト」=消化管を30分で通過する食品 果物、蜂蜜、ヨーグルト、トマト
「スロー」=消化に8時間から10時間かかる食品 野菜、パスタ、穀類、チーズ
「ニュートラル」=一緒に食べた食品の消化スピードを速めてくれます。

驚くことに、日本人に人気のイタリアンが腸によくない食事だと紹介されています。「ファスト(トマト)」と「スロー(パスタ)」を組み合わせた「トマトソースのパスタ」や、「ファスト(トマト)」と「スロー(ピザ)」を組み合わせたピッツァ・マルゲリータなどがダメな組み合わせになってしまうのです。(NGな組み合わせは本書を参照ください)

ファストとスローの食品を同意に食べ続けることで、体の中に老廃物が貯まります。消化管の流れが詰まり、自分で自分を浄化できずに、私たちはどんどん疲れていきます。 その結果、食べ物は消化管の中で腐敗しつづけるのです。 先に消化管を正しく機能させないことには、どんな健康法を試しても効果が出ません。腸内の「渋滞」を取り除くことで、人は正常な体を取り戻せるのです。

先に消化管を正しく機能させないことには、どんな健康法を試しても効果が出ません。腸内の「渋滞」が解消されないうちは、正常な環境を取り戻すことはできないのです。消化管の詰まりをなくし、腸のすき間を作るためには、柑橘系のフールツやオリーブオイルなどの植物性オイルを摂取するとよいと言います。ダメな食べ合わせをやめ、ファストとスローの食品の組み合わせに注意を払いましょう。

「体重を減らすこと」ではなく、消化管の働きを正常させ、食べたものを体内にためないことが、「アダムスキー式腸活法」の基本です。「腸を完全に正常な状態に戻す」ことで、私たちは体の多くのトラブルを解決できます。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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