脳が雑念や不安感に占領されると
それだけで私は憂鬱になり、やる気が後退してしまうのです。
そんな時には、菜根譚のこの言葉を読むと気持ちが落ち着きます。
心から雑念を追いはらえば、本来の自分の姿が見えてくる。雑念をいっぱい詰め込んだままで、自分の姿を見ようとしても、不可能だ。それはちょうど、波をかきわけて、水に映った月を手に取ろうとするようなものである。意識をすっきりさせれば、心も澄む。意識を濁ったままにしておいて、心だけ澄んだ状態にしようとしても不可能だ。それはちょうど、鏡の曇りをそのままにして、物を映し出そうとするようなものである。(菜根譚)
脳は同時に3つ以上のタスクを行えないと
Institut National de la Santeのシルバン・シャロン氏と
Ecole Normale Superieureのエティエン・ケクラン氏が発表していますが
脳が雑念だらけになるのも、私にとってはタスクが増えたのと同じ感じになります。
気持ちが曇れば、結果として自分の行動を制限してしまうのです。
タスクを3つ以上抱えないことと、雑念を追い払うことを意識したいものです。
では、どうすればよいのでしょうか?
まずは、自分の脳にあるタスクを全て書き出してみましょう。
タスクだけでなく、同時に雑念や心配事を書き出しておくと
解決策が見つかったり、頭がスッキリして楽になります。
そして、書き出したタスクに優先順位を付け
悩むのはやめて、すぐにアクションを起こすべきなのです。
ドラッカーは優先順位を決める際に、以下のステップを踏むべきだと書いています。
3つ以上のタスクを抱えたら、一旦リストにし、この基準で考えてみましょう。
1、過去ではなく未来を選ぶ
2、問題ではなく機会に焦点を合わせる
3、横並びでなく独自性を持つ
4、無難なものではなく変革をもたらすものに照準を当てる (経営者の条件)
未来志向で、機会にフォーカスし、独自性を持ち、チャレンジすべきタスクを
選ぶことを習慣化すれば、楽しくなりそうです。
重要かつ未来を生み出すタスクを選ぶマインドがあれば
多くのタスクが小さなものに思えてくるはずです。
また、勇気を持ってアクションする気になれば、自ずと不安と雑念は追い払えます。
自分の輝く未来を意識し、それに向かって行動することで
心の中の迷いを消せるはずです。
最近は、夜寝る前に、感謝の気持ちで1日を振り返っていますが
その際に、自分のビジョンを再確認し、明日も頑張ろうと思うだけで
モヤモヤした雑念が消えるようになってきました。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
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