「蚊と献血の法則」とは何か?目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣(嶋津良智著)の書評 #習慣化

目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣嶋津良智には
嶋津さんの面白い造語がいくつも出てきます。
その中でも「蚊と献血の法則」が秀逸なので引用します。

自分より優秀な人、運がいい人に流されて運をつかむコツを、私は「蚊と献血の法則」と呼んでいます。優秀な人や運がいい人とつき合い、蚊が血を吸うように「優秀」なところや「運」を少しだけもらいます。自分が運をもらったら、今度は「献血」のように、もらったものをたくさんの人に分けるのです。こうすることで「運」が循環し、皆がハッピーになります。 

まずは、優秀な人と交流して 、そこから蚊のように優秀な人の血を吸います。
これで、優秀さや運がもらえるようになるのです。
そして、いただいたものを誰か他の方にお裾分けして
みんながハッピーになることを目指すのが、「蚊と献血の法則」です。

人からもらったご恩をギブして、世の中に貢献するという考え方は
ソーシャルメディア時代にもフィットしますね。

人が集まる人になるには、自分から情報を発信するのが大前提です。それも、自分の会社や商品の宣伝ではなく、「人となり」を伝えなければなりません。堀江さんは過激な発言で物議をかもしていますが、それでも人が集まってくるのは、素顔の自分をさらけ出しているからです。

嶋津良智さんはパーソナルブランディングの心得も紹介してくれています。
人が集まる人になるためには、情報発信がポイントだということを彼は喝破しています。
仲間のためにいろいろな情報をアウトプットすれば
その情報に人が引き寄せられてくるのです。

ソーシャルメディア時代は宣伝臭い投稿は嫌われますから
私たちは自分たちの人となりで勝負しないといけないのです。
素顔をさらけだしながら、良い人間関係を作っていければ
チャンスがそこから訪れたり、ピンチの時にサポートしてもらえます。

カッコいい自分をアピールするのではなく、「自分にはこんな弱点がある」とさらけだしたほうが、人間的な魅力を感じられます。そして、普段から多くの人に会って人脈をつくること。相手が困っていたり、助けを求めている時には協力を惜しまないようにして、いい関係性をつくるのです。人間関係にはギブ&ギブの精神が欠かせません。普通はギブ&テイクですが、私は与え損になってもいいから、相手に貢献するほうに重きを置くべきだと考えています。

自分をおしゃれに見せるのではなく
自分の弱点を見せたほうが、はるかに周りの仲間に共感してもらえます。
ソーシャルメディア時代は完璧を演出するよりも
どこか抜けた人間であると伝えたほうが、 身近な存在だと認めてもらえるのです。
与え損になっても貢献するという考え方はとてもすばらしですね。

もしも、ソーシャリアルで仲間が助けを求めていることがわかれば
すぐに相手をサポートしましょう。
仲間の少し辛そうな投稿を見かけたら、すぐに電話を掛けたり
Facebookメッセージで連絡を取り合うことも、相手への貢献になると思います。

自信がないときほど、一人で悩みがちですが
そんな時には仲間からの声掛けがとても嬉しいもの。
自分が嬉しいことは、周りの人間も嬉しいはずですから
協力できることがあったら、Giveの精神
どんどん仲間のためにアクションを起こしていきましょう!

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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