ゲアリー・ケラーのワン・シングの書評

人には限られた時間しかないから、あれこれ手を広げると十分なことができなくなる。業績をあげたいと望むなら、あれもこれもの足し算ではなく引き算が必要だ。多くのことをそこそこにやるより、少数のことを効果的にやらなければならない。(ゲアリー・ケラー)

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photo credit: Leo Reynolds 1 via photopin (license)

ゲアリー・ケラーワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果を再読しています。
私たちは大事な「1つのこと」を見つけ、そこに力を集中すべきなのですが
なかなかそれを実践できません。

私たち現代人は、仕事やプライベートで多くのタスクを抱え込んでいます。
何も削らないまま仕事や人生の荷物を増やしてしまうと不都合なことが多く出てきます。
タスクに時間を奪われ、睡眠不足や運動不足に陥り、自分の健康を害してしまうのです。
家族や友人たちとの大切な時間も失い、不幸な人生を送ることになります。
このように多くを追い求めるとただただ自分を忙しくするだけで、得るものも少ないのです。

成功は積み重ねによって築かれる。そして一度にするのは一つのことだけだ。

逆に、思い切って一点に的をしぼることで
私たちは素晴らしい成果を手に入れられるようになります。
コツコツ時間をかけて、一点に集中することが、成功をもたらしてくれるのです。

豊富な知識を持っている人がいたら、それは長い時間をかけて身につけたものだ。多彩なスキルを持っている人がいたら、それは長い時間をかけて培ったものだ。多くのことを達成した人がいたら、長い時間をかけてなしとげたのだ。大きな財産を持っている人がいたら、長い時間をかけて築いたのだ。

※成功のための賢い近道(スマートカット)を探すことも重要です。

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多くの成功企業は一つのプロダクトに集中します。
コカコーラやケンタッキーフライドチキンを見れば
ひとつのことに集中することの力を理解できるはずです。
あのAppleも時代が変化する中で、絶えず一つのプロダクトに集中しています。
Mac、iMac、iPod、iPhoneと時代とともに戦略商品を変えながら
マーケットをリードしてきたのです。

より多くのものを得たいなら、より少ないことをやるだけでよいのです。
自分が重要だと思うひとつのことに集中しましょう!
すべてのことは重要だということは嘘なのです。
まずは、自分の中で優先順位を決めましょう。

問題を複雑にしているのは、年を取れば取るほど「しなければならない」ことがどんどん増えていくことだ。そして、はっきりした決断の基準がないと、その時々で判断することになり、どうしても慣れた楽なやり方をとるようになる。その結果、行き当たりばったりのやり方をして成功しそこなう。

やることリストに時間を浪費するのはやめ、大切なことに時間を使うようにするのです。
やることリストではなく、成功リスト(やるべきことをリスト)を書き出し
不要なものはすべて後回しにするのです。
そして、やるべきことの中から、もっとも重要なことをひとつ選び出し
その「ひとつのこと(ワン・シング)」に全力を注ぎましょう!

なるべく早めの時間帯を有効活用するという本書のアドバイスが
私の朝時間を変えてくれたことを思い出しました。
本書を再読することで、生産性の高い午前中に
もっとも大切なタスクに集中すべきだということを再認識できました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

      
       

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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