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モネは六色の絵の具だけを使い、生涯で200点以上のスイレンを描き、刻一刻と移りゆく光と色彩の変化を追求した。「ハウツー・ルール」を活かしてみずからの創造性を高めているのは画家だけではない。 (ドナルド・サル・キャスリーン・アイゼンハート)


photo credit: p a b l o t o r r i via photopin (license)

クリエイティブになるためには、制約条件が欠かせない!

画家のクロード・モネは自らにシンプルなルールを課すことで
クリエイティブな作品を数多く生み出しました。
画家であり心理学者でもあるバトリシア・ストークスの研究によると
ユニークな作風を確立している画家は
絵の題材や使う絵の具などを限定していることがわかりました。
モネは6色の絵の具だけを選び、生涯で200点以上のスイレンを描きました。
彼はシンプルなルールを創作活動に適用することで
刻一刻と移りゆく光と色彩の変化を表現し、自らの世界を創造したのです。

ドナルド・サルキャスリーン・アイゼンハート
SIMPLE RULESを読み進めていくうちに
自分の選択肢を絞ることの重要性に気づけました。
自由奔放に考えるのではなく、制約条件をつくる方が
アイデアが浮かぶようになり、自らの才能も発揮しやすくなります。

クリエイティブに生きるためには
実はシンプルな制約条件をつくったほうがよいのです。
自分の中に譲れないルールをつくることで
オリジナリティーある作品を生み出せるようになるのです。

ロック・バンドの「ザ・ホワイト・ストライプス」も
以下の5つのシンプルなルールを活用することで
短期間でオリジナリティのある作品を発表し、人気を博しています。
■ブルースなし
■ソロなし
■スライドギターなし
■カバー曲なし
■ブベースなし
制約条件をつくることで、アイデアが生まれ
より創造的になれることを「ザ・ホワイト・ストライプス」は証明しています。
ギタリストであるジャック・ホワイトは次のように語っています。

ぼくは、制約を課されるほうがむしろ多くの自由を感じる。曲づくりにルールなどないなんて、うそぶく連中には虫酸が走るよ。ルールなしで、いったいどうやって創造性の高い作品をつくるっていうんだ?(ジャック・ホワイト)

作家のエルモア・レナードも「ハウツー・ルール」をつくっていました。
エルモア・レナードの作風は、ウエスタン小説、犯罪小説、ミステリー
短編、映画脚本など大変幅広く、ハリウッドでも数多く映画化されています。

レナードも創作のルールを決め、それに従い、作品を書くことで
独自の作風を生み出し、多くの人を魅了したのです。
■プロローグは省略する
■会話のつなぎに、「○○と言った(said)」以外の動詞は決して使わない
■読者が読みとばしそうな部分は削る
レナードは会話の名手として、有名でしたが
彼は読者視点を取り入れながら、不要な部分を削ぎ落としたのです。
彼が自分の作品づくりのルールを堅持したから
「レナード・タッチ」と呼ばれる軽やかで洗練された会話を
私たちは楽しめるのです。

ジョブズがシンプルや「Think Different」にこだわりAppleを成功させたように
多くのクリエイターは自分のルールを明確にして
削ぎ落とす作業で、創造性を発揮しているのです。

成功し続ける企業にもシンプルなルールがあった!

もっとも成功している企業は、「しくみをつくらないで自由にさせる」ことと「しくみをたくさんつくる」ことのあいだで、絶妙なバランスを保っている。(ショーナ・ブラウン)

ショーナ・ブラウンは成功しつづける企業とそうでない企業の
違いを調べるの中で、制約条件の重要性を発見しました。
企業が「しくみをつくらないで自由にさせる」と
組織はすぐにバラバラになり、時間とエネルギーと財源を浪費してしまいます。
一方で、あまりにたくさんのルールで会社を縛ると
社員の動きが鈍くなり、軽力が奪われてしまいます。

浮き沈みの激しいインターネット業界でグーグルやアマゾンなど一部の企業は
つねにルールをシンプルに設定し成長をつづけていることに
ドナルド・サルキャスリーン・アイゼンハートは気づきました。

アマゾンは「商品のカテゴリーを増やす」ことに集中し、また、近年成長著しい宿泊提供サービス「エアビーアンドビー」でいうと、どの都市でサービスを開始するかを決定するときには、「宿の提供者を気にかける」ことを徹底してきた。また、グーグルには、創業当初から決して変わらないルールがある。それは、「最高レベルの人材を獲得すること」だ。そして、「個性的な人材も進んで受けいれる」。そういう人物は、えてして創造力にあふれているものだからだ。

グーグルは履歴書の瑕疵があった場合には
採用は即終了というルールを設けることで人材をふるいにかけています。
とことん優秀な人材にこだわることが彼らの強みで、成長の源泉になっているのです。
また、大学のキャンパスなような職場をつくることで
社員を交流しやすくし、雑談させています。
何気ない雑談からよいアイデアが生まれることを
グーグルの経営者は理解しているのです。

自社の強みを伸ばすことを目指したシンプルなルールが
企業をより強くしてくれるのです。
自分の強みにこだわったシンプルでわかりやすいルールを
経営者は今すぐつくった方がよさそうです。

まとめ

創造性を高め、オリジナリティーを発揮することで自分の強みをつくれます。
根本的な創造のルールを決めておくとアイデアが浮かぶようになります。
制約条件を決め、判断基準をつくることで無駄が削ぎ落とされ
作品やプロダクトの質を高められます。
成長企業は自分の強みを伸ばすシンプルなルールに基づき
経営をしていることがわかってきました。
やらないことを明確にし、やるべきことに集中できるルールづくりが
人や会社を強くしていくのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

      

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徳本昌大

徳本昌大ソーシャルおじさん

投稿者プロフィール

複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みを持つ。
ソーシャルメディアを活用したコミュニケーションデザインの実績多数。

現在、ベンチャー企業の取締役 顧問として活躍中
インバウンド、海外進出のEwilジャパンCOO
Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー GYAKUSAN株式会社など
アルコール依存症を克服した独自の習慣術でのベンチャー起業家へのコーチングも行う。

ドラッカー名言学び実践会主催
iPhone記事や、ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新しています。
MacFanの書評連載も評判

著書に、
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。

電子書籍も積極的にリリースしています。
「ミドル世代のための小さな会社の創り方」
「名刺作成のプロが教える ソーシャリアル名刺の作り方」
などが代表作。

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