矢部輝夫氏のリーダーは夢を語りなさいの書評

習慣化

世界一の清掃会社になろう!(矢部輝夫)


photo credit: rapidliner 2015-04-12,E4系新幹線1階席内装 via photopin (license)

社員にビジョンを示すのがリーダーのつとめ

先日、矢部輝夫氏の奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇りを紹介しましたが、今日は続編のリーダーは夢を語りなさいの書評を書きます。3Kで人気のない職場、従業員のモチベーションが低く、お客様から陰口を言われるような会社だった清掃会社のTESSEEIを矢部氏はビジョンを語ることで変えていきます。JR東日本のグループ会社の中でもっとも人気のない三流会社だったTESSEIをわずかな期間で、ハーバードの授業で取り上げられるような立派な会社に変えてしまったのです。

矢部氏は未来のあるべき会社像を社員に示し、夢を語り続けることで、TESSEIをすごい会社に変えました。まず、社員が誇りを持てるような環境を作るためにユニフォームや組織の名称を変更しました。「新幹線劇場のキャスト」という有名な言葉によって、社員たちの意識は激変し、日本一の清掃会社を作り出したのです。(参考記事 矢部輝夫氏の奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇りの書評

リーダーは人を変えようと思うな。夢を語り、その夢を叶えられるように環境を変えよ。

ユニフォームを変えることでお客さまから注目されるようになり、社員の中にプロの自覚が芽生えたのです。社員一人一人が誇りをもち、プロフェショナルになることで、お客様を喜ばす提案が次々生まれました。新幹線車内に女性トイレを設置したり、駅構内に授乳室を設けたのもTESSEIの女性社員のアイデアがあったからです。あのお堅いJR東日本が子会社の意見を取り入れ、サービス改善を行なっているのです。三流の会社だったTESSEIが今ではJRのサービス改善や商品開発を担っているのです。新幹線劇場のキャストというネーミングがなければ、こういう変化は起こらなかったはずです。

300の小さな種をまく!

300の小さな種をまき終えると、ようやく29のつぼみが育ちます。そこから大輪の花を1つ咲かせるためには、さらなる努力と時間が必要です。

リーダーはいくつもの小さな種をまき、それが花開くように社員と共に動くべきです。しかし、それには時間がかかります。矢部氏は組織改革は十年スパンで考える必要があると言います。改革は1年や2年でうまくいきませんし、まいた種が全て花開くわけではありません。リーダーは誰よりも気長に待ち、辛抱強く社員と共に取り組まなければならないのです。本気で組織を改革するならば、「気長と辛抱」がキーワードになります。

現場は簡単には変わりません。現場はハッパをかけたからといって簡単には動きません。そこでリーかんしやくダーが痛癩を起こしたり事を急いでは、組織は絶対に変わりません。これまでいくら頑張っても組織が変わらないとの思いを抱いている経営者やマネージャーの方は、一度腰を据えて、長期的な戦略を考えてみる価値はあると思います。

リーダーは根気がなければつとまりません。短期間で組織を変えるのは不可能ですが、未来のビジョンを示し、社員に誇りを持たせることで組織を変えられます。長期視点に立って、自分の組織を強くするためにビジョン、ミッション、行動指針を社員にしつこく刷り込んで、共にチャレンジしてみましょう。

まとめ

組織を変えたければ、未来のビジョンを示し、環境を変えることが重要です。お客様とのコンタクトポイントを重視し、まずは社員に誇りを持ってもらうことです。社員がプロフェッショナルに生まれ変わると自ら動くようになります。リーダーは組織改革のための種をまき続け、長期視点に立って社員を成長させる努力を続けるべきです。短期間で組織が変わるという幻想を捨て、社員とともに辛抱しなければならないのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

     

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