松生恒夫氏の寿命の9割は腸で決まるの書評

習慣化

一番真剣に考えなければいけない問題は、「長生き」のみではなく、「いかに健康的に過ごす人生を手に入れるか」ではないでしょうか。健康な状態で長生きすること、つまり「健康長寿」こそ、これからの社会ではますます大切になっていくはずです。(松生恒夫)


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「停滞腸」を脱して、健康な腸を手にいれよう!

先日NHKスペシャルの『「人体」 万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった』という番組を見ましたが、腸が免疫力を上手にコントロールし、長寿によい影響を与えていることを理解できました。腸には病原菌やウイルスなどを撃退する「免疫細胞」集まっています。なんと私たちの体の免疫細胞のおよそ7割が腸に存在し、外敵の侵入を防いでいるのです。これらの免疫細胞たちは血液によって全身に運ばれ、体の各所で病原菌やウイルスをやっつけてくれています。腸内環境をよくすることを意識していたら、日経新聞の広告で松生恒夫氏寿命の9割は腸で決まる が目に止まり、早速読んでみました。

松生氏も腸は重要な臓器だといい、腸内環境が悪化すると様々な病気を引き起こすと次のように指摘しています。

腸は全身のさまざまな部位との影響関係が大きいため、腸内環境が悪いと、実際、次に挙げるような疾患や症状を引き起こしやすくなります。糖尿病、慢性便秘症、メタボリックシンドロームなど代謝・内分泌に関わる疾患。潰瘍性大腸炎、クローン病などの自己免疫性疾患。うつ病などの精神神経疾患。悪性腫瘍(がん)。大腸炎。肝臓疾患(ASH、NASH)。動脈硬化症や心不全などの循環器疾患。頭痛や肩こりこり。ざっと挙げるだけでもさまざまな疾患があります。

小腸・大腸の働きが低下する「停滞腸」を脱して、健康な腸を手に入れることで、私たちは長寿を実現できます。腸の衰えが老化につながることがわかっているのですから、腸に良いことを日頃から意識すべきです。特に小腸は体のなかで最大の免疫機能を備えています。体が病原菌に負けない抵抗力をもつかどうかは小腸の働きが鍵を握っているのです。そのために腸内の善玉菌を増やす必要があります。乳酸菌や食物繊維の多い食事、リラックスした精神状態、適度な運動によって善玉菌が体内で優勢になることがわかっています。逆に悪玉菌が増えると毒素や発がん物質がつくられ、長寿になるのを妨げてしまいます。肉類や脂肪の多い食事を減らして、ストレスをコントロールし腸内環境を改善しましょう。

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腸のための理想的な食生活

著者の松生恒夫氏は健康の腸のために「地中海式和食」を提唱しています。「地中海式和食」とはヘルシーな食事として世界的に注目されている「地中海食」と「和食」の良いところをマッシュアップして、長寿を実現するための食事術です。イタリア人のようにオリーブオイルを料理に使い、魚、野菜、果実を豊富に摂ります。オリーブオイルを基本にした食事には、抗酸化作用があり、健康的な加齢と長寿の延長を両立させます。食物繊維と海の恵を多く摂り、脂肪の多い肉類、乳製品は少量しか食べないようにします。発酵食品や野菜、魚介類を比較的多く摂る和食、つまり一汁三菜のバランスのよいメニューを地中海式食事と組み合わせ、習慣にすることが長寿の秘訣なのです。

本書の地中海式和食のピラミッドを参考にして、自分の食生活を見直してみましょう。穀物、果物、豆、野菜を豊富に摂り、魚、ヨーグルト(低脂肪)、オリーブオイル、味噌汁、納豆を毎日少量でもよいので食べるようにするのです。

まとめ

人は誰もが老化しますが、それを防ぐことができます。そのためには腸内環境を整えるのがよいと本書の著者の松生恒夫氏はいいます。腸を確実に動かすために地中海和食を意識し、穀物、オリーブオイル、魚、味噌汁などのバランスのよい食事を習慣にしましょう!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
     

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