速読で仕分け、アウトプットで自分ごと化。読書の技法を再度考える。

今日、8月3日から夏休みをとっています。
このブログも宮古島へのエアーの中で書いているのですが
この休暇中に読もうと何冊かの書籍と雑誌を持参しています。

たまたま、週刊 東洋経済 2012年 8/4号
「読書の技法」という書籍特集を組んでいます。
毎年夏の恒例企画で、多くの経済書、ビジネス書が紹介されています。
一年間に出版された書籍は数多くあり
巡り会えていない良書もあり、この雑誌をチェックしながら
新しい書籍を購入し、読み始めてもいます。

その特集で佐藤優氏の新刊読書の技法に関する
インタビュー記事が掲載されていました。
多読、熟読、速読のすすめなのですが
特に「超速読」のアイディア面白かったのでご紹介します。
膨大な数の出版物が出ている中で、読める書籍の数は限られています。
佐藤氏は5分以内の「超速読」を行い、
読むべき書籍をその作業で仕分けるべきだと説いています。
やり方は、簡単で5分と言う制限時間を設けて
最初と最後、目次以外をひたすらページをめくるということで
キーワードを見つけ、読むベき本に当たりをつけることができます。
その結果、書籍選択後の時間ロスが避けられるのです。

また「基本書」は三度熟読して、確実に内容を理解することが
当たり前ですが、大切です。
理解が足りない読書は意味がないのです。
当然、インプットの最大化を図れる多読も大事だという考えにも共感します。

面白いのは、アウトプットがポイントだと話されていること。
要約と敷衍(一行しかない話を膨らませる)が
ビジネスの質を上げるという指摘には納得しました。
ブログで要約というアウトプットは絶えずしているのですが
佐藤優氏が言うところの敷衍というふくらます作業は
私は、今までやれていませんでした。
相当、知力が求められますが、今後はチャレンジしてみたいですね。

私も以前に比べ、読書に当てられる時間が少なくなってきているので
速読で読むべき書籍の選別をしています。
買った書籍を目次を使ってパラパラめくりながら速読していき
自分のビジネスに使えるワードが見つかったり、考えに共感すれば
その書籍を再度、じっくり読むようにしています。
流石に佐藤流の超速読まではしていませんが
様々な書籍に出会えるこの仕分け作業は楽しい時間になっています。

そして、速読して、その後真剣に熟読した書籍はブログでアウトプットして
自分の武器に出来るように内容を刷り込む作業をします。
アウトプットするために、頭で整理し、しっかり書くことで
書籍に書かれていることが、自分の中にすーっと入っていくから不思議です。
素晴らしい考えやアイディアを見いだしたら、
実際にアクションを起こし、自分ごと化するようにしています。

以前の読書ではアウトプットを省いていたので
書籍を読んだままで、自分の武器になかなか出来ていませんでしたが
ブログや読書会でのアウトプットで読書の質は相当上がったと思っています。

佐藤氏の説く、敷衍も使いながら、今後も人生を楽しくして行きたいと思います。
また、今日からの都路までの夏休み!
夜は読書の時間に積極的に当てたいと思います。

キーマンズネットの新連載です。(7月30日更新)
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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