「シンプルであることは、複雑であるより難しい」
スティーブ・ジョブズの有名な名言の一つですが
シンプルを心がけることはビジネスでもとても重要です。
シンプルであるためには捨てる技術を習得することがとても大事なのですが
コンサルタントの高橋政史さんの新刊
100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わるを読むと
捨てる、フォーカスすることの重要性が多くの事例でわかりやすく理解できます。
高橋政史さんは私の朝活仲間でもあるのですが
彼の新刊がとても面白かったので、今日はご紹介します。
高橋さんは紙一枚コンサルタントで実績も素晴らしいのですが
この本を読むと、彼の素晴らしい課題解決のノウハウも
実は長い間の苦労から生まれたモノだとわかり、とても共感しました。
多くのビジネスマンは自己啓発、マインドマップなど
多くのスキルを身につけることに一所懸命ですが
いくらスキルがあったとしても仕事に繋がらなければ、意味はありません。
「結果に繋がらないスキルは全部ゴミなのです。」
この本の著者の高橋さんも昔はスキルおたくで
スキル取得のためにお金と時間を5年間使い続け
なんと1000万以上のお金を費やしてきたそうです。
そして、気付いたことがスキルは時代とともに陳腐化すると言う事実です。
折角手にいれたスキルがゴミになってしまうのは辛いですが
確かに、スキルは時代とともに変わってきています。
一方、定理や公式など考え方は陳腐化しません。
課題解決のためには、定理や公式をベースに自分の頭で考えればよいのです。
そして、そのためには重要なことにフォーカスすることだと高橋さんはいいます。
スティーブ・ジョブズもドラッカーも
目的にフォーカスすることで成功してきました。
そして、フォーカスはやり方ではなく、目的にするべきで
目的をできるだけ具体化して、仕事の質とスピードを上げていくのです。
人生や仕事の目的にフォーカスして、ロードマップを描くことで成功が近づくのです。
その際に高橋さんが提唱するGPSというフレームワークは参考になります。
GOAL POINT STEPをしっかり書き出し、スピーディにアクションするだけで
ビジネスは成功への道しるべを手に入れたようなモノです。
過去の先人の成功もフォーカスすることから始まっていることが
この100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わるを読むとよくわかります。
iPodもボタンの数を一個に絞ったからら成功しましたし
当時のジョブズも製品をiPodに完全に絞り、広告宣伝などの資源を集中することで
あっという間にナンバー1だったSonyのWALKMANを撃退したのです。
多くのモノに手を出すのではなく、
「1」にフォーカスすることで仕事も人生も変わりそうです。
スティーブ ジョブズの9割捨てる技術の凄さを
この高橋さんの新刊を読むことで改めて実感しました。
何をしないか決める、多くの雑念を捨てて一つにフォーカスすること
そして、優先順位を決めるのではなく、最優先主義でいきたいと思います。
100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わるでも紹介されている
「優先順位は、果てしない決断の苦悩から人びとを救う。」
というチップ・ハース、ダン・ハースの言葉がとても響きました。
Google+とブログについてのお話です。
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Photo Credit http://www.flickr.com/photos/raylopez/867883420/
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