観光立国日本の現状と東南アジアのソーシャルメディア事情 #東南アジア

movehubというサイトに世界の観光客数を
表現したInfograficsが紹介されていました。
観光立国を目指している日本は何色で表示されているのでしょうか?

日本は4番目のグループカラーのピンクで表示され
評価としてはブラジル、インド、オーストラリアと同列です。

上位ランクは赤で表示されていますが
やはりフランスが強く、年間8000万人以上の観光客を受け入れています。
フランスの人口は6570万人ですから、それ以上の観光客を受け入れている計算になります。
正に、フランスは観光先進国ですね。
次いでアメリカ、中国、スペイン、イタリア、トルコ、ドイツなどの欧州勢が続きます。

日本はどういう状態かというと平成25年度の観光白書に詳しいデータがありました。
日本はこのデータ(2012年)では836万人で33位ですが
昨年2013年はビザ解禁の施策が奏効し、1036万人に増加しています。

しかし、観光面で言えば、まだまだ日本は発展途上の国と言えます。
実際、シンガポールや、韓国にも負けているのが現状です。
逆に、本気で政策を実行すれば、それだけ成長できる可能性を秘めているとも言えます。

先日もインドネシア、フィリピン、ベトナムのビザ緩和がニュースになりましたが
政府は2020年のオリンピック開催までに観光客を2000万人にしようとしています。
アジアの観光客が大きなムーブメントになり
韓国や台湾のライバルは積極的な観光施策を東南アジアで行っています。

日本は東南アジア各国からは、とても好感をもたれています。
訪問先でも日本という数字が高くなっています。
しかし、それに胡座をかいているわけにはいきません。
観光でシェアをとるためには、日本の良さを見つけてもらうべきなのです。

アジアの観光客は観光地の情報をネットやソーシャルメディアで収集しています。
なんと目的地は44%、ホテルなどは36%がソーシャルメディア経由なのです。
見つけてもらうためには、ソーシャルメディアでの情報発信が欠かせない気がしますが
まだまだ、日本の観光業界は、後手後手の感が否めません。
東南アジアのソーシャルメディアと言っても一括りにはできません。
各国によって使われるメディアも異なりますし、活用法も違います。

シンガポール在住のアジアクリックの高橋学さん
各国の活用状況をエクセルでわかりやすくまとめてくれました。
同じ東南アジアでもタイ人の写真好き
インドネシア人はおしゃべり好きなど国によって特徴が違います。

日本に関するイメージも各国で異なります。
マレーシアにはカワイイコンテンツが
シンガポールには四季を意識した投稿が受けそうです。
今後、彼らを取り組むためにはFacebookを中心に
よいコンテンツを発信していく必要がありそうです。
国にとっては韓国、台湾、シンガポール
観光業の方にとっては、日本の他の観光地に負けないような
ソーシャルメディアでの情報発信をそろそろ考え始めた方がよいかもしれません。

6月26日に久々の東南アジアソーシャルメディアセミナーを開催します。
東南アジアと言っても国ごとに特徴がありますが
今回高橋さんと各国の比較をわかりやすくお話ししたいと思います。
東南アジア各国の最新事情を高橋さんから学ぶよい機会だと思いますので
ぜひ、ご一緒に勉強し、ビジネスのヒントを見つけましょう。
ご参加いただける方はこちらをクリックださい。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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