50代になってドバイやジャカルタを目指す理由。おじさんこそ越境せよ! #東南アジア

サウジアラビアで売られていたツナ缶は、「ゲイシャツナ」という商品名がつけられていて、着物を着ている日本人の芸者さんのイラストが缶に描かれている。中身はただのシーチキンでも、「ゲイシャ」というキーワードをつけただけで売れ筋商品になる。実際、サウジアラビアのスーパーでは、このツナ缶がいちばん目立つところに置かれていた。おそらく人気商品なのだろう。ちなみに、これをつくって販売しているのは、タイの企業だ。しかも、日本ブランドがつくと、高い値段で売ることができる。(石田和靖

石田和靖氏の越境せよ! 日本で絶望するより国境のない世界で稼げを読んでいると
如何に日本人がチャンスロスをしているかがよくわかります。
これはサウジアラビアだけでなく、アジアやアフリカで
当然のごとく行われているジャパンブランドを
悪用(活用)したコピービジネスです。
私たち日本人はチャンスに対する考え方で損をしているのかもしれません。
リスクを取ることで、得られるマーケットをみすみす見逃しているのです。

東南アジアでも、中東でも日本人や日本製品は憧れの的で
信じられないぐらいの数の偽ジャパンブランド商品を見つけられます。
そして、日本やジャパンとパッケージに書かれている多くの商品が
中国や韓国、タイなどの企業が現地に輸出している製品なのです。

中東やアフリカに積極的に出ない日本人を尻目に
中国人や韓国人は現地にどんどん進出し、日本ブランドを上手に活用しています。
日本のブランドを利用して、海外の企業がお金儲けをしているのは本当に変な話です。
偽物の日本がこれ以上世界に出回るのはよくないですし
日本企業が正当な利益を得られないことも問題です。
また、現地では日本人との交流をしたい人たちが数多く存在しています。
モノだけでなくサービスや教育などでもチャンスが確実にありそうです。

今月頭にインドネシアのジャカルタで行われたジャパンフェスティバルに参加して
日本語が話せる現地の若者と交流してきましたが
彼らの日本へのLOVEは素晴らしかったのですが
多くの日本人はこの感情を知らず、彼らの気持ちは一方通行になっています。
私たちは彼らと一緒に新しいプロジェクトを起こしたいと本気で考え
今、ジャカルタとのビジネスをスタートするための準備を始めています。

インドネシアだけでなく、中東の多くの国も
日本への憧れを持っていただいているようです。
石田和靖氏の越境せよ! を読んでいても
日本人向けのビジネスチャンスが数多く存在しているのにも関わらず
私たちが出て行かないことで、韓国人や中国人が日本ブランドを語り荒稼ぎしています。
この状況を打破するために、近々、私たちはドバイでも
ビジネスをスタートしようと思います。
彼らが本当に求めているものは、何かを徹底的に調べて
日本のサービスやプロダクトを彼らに届けたいと思います。

11月のインドネシアに続きネセサーの山本大地さんと
ドバイのツアーを12月に企画しています。
先遣隊として、山本さんは今ドバイにいますが
彼が見ているドバイを彼のブログから引用します。

所謂隙間的な産業は凄くチャンスです。 ITサービス全般で言ったら正直なところ、 ハードが凄く整った10年前の日本という感じ。 現地人をターゲットにするか?労働者をターゲットにするか?観光客をターゲットにするか?で戦略が大きく変わります。現地人向けの店舗は観光客や労働者は来ないし、観光客や労働者向けの店舗は現地人は来ません。 小売りで言うと、ヨックモックが良い例でしょうか。 ドバイモール内に構える店舗では、 約10坪の面積で、アイテムの半分以上が 日本では見たことがない付加価値を付けた商品。 (平均単価は10,000円を超える?) 完全に現地人をターゲットにしています。

ドバイ人の平均年収は3000万円を超えていると一説では言われています。
中東のオイルマネーが集まるドバイの実態は日本のメディアでは
ほとんど紹介されていません。

私たちは自分たちの目でドバイを見て
ドバイの人たちと何ができるかを考えてみたいと思います。
50代になって、自分の足や気持ちが退化する前に
日本への愛を持っている国に越境して
新たなプロジェクトを見つけてきたいと思います!!

新刊のソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術が来週発売されます!
12月2日にトリプル出版記念セミナーを開催することが決まりました。
2015年の未来のマーケティングのために何が必要かを
この3人でお話ししたいと思います。

【デザインとマーケティングのスペシャリストの3人が考える未来の創り方】
内容は3部制で各人のテーマは以下になります。
■ウジトモコさん
「2015年のビジュアルトレンド予想と視覚マーケティング戦略入門」
■徳本昌大
「iPhoneアプリ習慣術に学ぶ2015年のタイムマネジメント&アウトプット術」 
■理央 周氏
「中小企業・個人事業主の成功と失敗事例:なぜか売れるの公式と3つの戦略」

お申し込みはこちらのコクチーズからよろしくお願いします。

今日も読んでいただき、ありがとうございます!
   

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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