未来の働き方を変える方法

当たり前ですが未来を作りだすのは、今の若い世代です。
マーケットを創造するのも、消費するのも
今の10代や20代が中心になります。
ボーダレス化で国境もなくなり始め
銀座や浅草の町並みは中国人、タイ人に加え
最近ではイスラム系の人も増えています。
マーケット環境は激変し、
時代のキーワドは「多様性」になり
今までの常識が通用しなくなっています。
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働き方やマインドを変え、マーケットに対応すべきなのですが
なかなか日本の企業、組織はは変われません。

それは私たちのミドル世代以上の管理職が悪いのかもしれません。
5日付の日経新聞に大久保幸夫氏の記事が掲載さえていましたが
正に彼はミドルの弊害を指摘していました。以下引用します。

日本企業は仕事の効率を評価せず、年齢が高い人ほど長時間働くことで一人前に成長すると考える傾向が強い。そのため、トップが労働時間の削減に取り組んでも中間管理職から反発が出るゆ逆に長時間労働は成長の足かせになる。年を重ねると社内で身につくスキルが減り、成長が鈍くなる。会社に長くいては新しい知識や技術を社外から吸収できない。日本のミドルはここが弱い。労働力人口が減るなかで労働密度を濃くし、労働時間を減らさないと、多様な人材を集められない。(大久保幸夫)

長時間労働を求める中間感管理職→成長の足かせ→人脈が狭いミドル世代
→社外から新しい知識が得られない。→生産性が低い
という負のスパイラルを招いています。

年を取ると会社の人脈から得られる情報はほとんどありません。
社内の若い社員や女性、インターンと交流できれば良いのでしょうが
おじさん世代はプライドや肩書きが邪魔して、自分からは声をかけられません。
また、相手も上司を煙たがります。
昔のような飲み会もありませんから、年齢が上がれば上がるほど
社内や取引先の同世代とのコミュニケーションで
マーケットの変化に気づけなくなり
気づいた時には負け組になっている可能性が高いのです。

会社に長時間いるのではなく、働き方や人付き合いを変えることで
自分と組織を変えられます。
まずは、肩書きを捨てて、社外の自分とはつながりのない勉強会に出て
若い世代の価値観やスキルを吸収するのもよいでしょう。
社外であれば立場や上下関係はなくなりますから
どんどん積極的にアプローチしましょう。

貪欲に違う世界の人々から知識を吸収することで
間違いなく自分を変えられます。
2007年から私はこのルールに気づき、人脈を変えました。
ソーシャルメディアのインフルエンサー、ブロガー
スマホの開発者、若い世代の経営者に積極的に彼らに会うことで
多くの刺激を受け、自分を変えてきました。
新しい情報を吸収しながら、マーケットを見ることができるようになり
その結果、世の中のトレンドを見失わないようになりました。

最近では積極的に海外に出ることで、現地の若い世代の思考や行動を
リアルに体感したり、彼らと交流することで自分の発想を変え始めました。
インドネシアやドバイの成長や日本とのギャップを見つけることで
新しいビジネスのヒントを見つけました。

会社での働き方も変えるべきです。
組織での長時間労働をやめれば、自分の時間も作れますし
隙間時間で働ける女性や外国人、シルバー世代などを採用できます。
これらの労働力を活用することで生産性も高まりますし
マーケットに刺さる商品の開発やコミュニケーションも可能になります。
多様性の中から未来のシナリオプランニングを行えば
成功できる可能性はより高まるはずです。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
 
photo credit: slworking2 via photopin cc

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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