友だちの数で寿命はきまる! ソーシャルメディアの活用も注意が必要。

弱き紐帯の法則は、このブログでも何度も紹介しています。
友達の友達(3次の隔たり)があなたを幸せにする情報を運んできてくれるのです。
マーク・グラノヴェッターが見つけたこの法則を信じて
人との「つながり」を信じて、人生をポジティブに変えていきましょう。

スクリーンショット 2015-07-04 7.56.20

予防医学者の石川善樹氏は、「つながり」が寿命を伸ばすと唱えています。
石川善樹
氏の最後のダイエットが面白かったので
友だちの数で寿命はきまる 人との「つながり」が最高の健康法
読んでみたのですが、これが当たりでした。
本書を読むことで、つながり効果の素晴らしさをすぐに実感できます。
多くのコミュニティに参加し、いろいろな人とコミュニケーションすることで
孤独を避けられ、ネガティブマインドに陥ることを防げるのです。
食事と運動に気をつけるだけでなく、つながりも意識しましょう。

これから健康のために大切なことを語りたいと思いますが、そこには食生活、ウォーキングなどの運動、健康食品などは一切登場しません。健康になるために、もっとも大切なのは「つながり」なのです。「つながり」とは平たく言うと人間関係のことです。いつもあなたの前に座っている職場の同僚、しばらく連絡を取っていない中学校時代の同級生、犬の散歩をしているときによく出会って挨拶を交わす近所のおばあさん、故郷の両親、そしてあなたの配偶者……。みんなあなたの「つながり」であり、あなたを健康にしてくれる大切な存在なのです。

つながりのあるなしで、寿命が変わるという事実が以下のケーススタディで学べます。
■「つながり」が少ない人は死亡率が2倍になる。
■ 同僚があなたの寿命を決めている。
■「つながり」が単調な男子校出身者は早死にする。
■ お見舞いに来てくれる人の数で余命が決まる。
■ 女性が長生きは「つながり」をつくるのが上手なことも関係する。
■ たくさんの「つながり」を持つほど長命である。「つながり」が幸せ感を高めてくれる。
単調な生活を送った男子校の出身者は、人間関係を至急見直した方がよいかもしれません。
本書は、人とのつながりが健康や寿命に影響するという事実を
海外、国内の実験結果やレポートによってわかりやすく解説してくれます。

大脳新皮質は理性を司っているところです。要するに精神的ストレスは理性による解釈次第で減ったり、増えたりする可能性があるのです。孤独で一人で悶々としていると負の連鎖からマイナス思考に陥り、精神的ストレスが増幅される恐れがあります。友人が多くて「つながり」が多様だと、友達に話しているうちにストレスが軽くなってほとんど解消されることもあるでしょう。肉体的ストレスに精神的ストレスが重なるとダブルパンチで健康を害しますが、そこに「つながり」があると精神的ストレスが緩和されるため、健康被害を最小限に抑えて早死にのリスクが下げられるのです。

孤独が人生にとってリスクであるならば
多様なコミュニティに参加することで、それを防げます。
会社オンリーの人生を続けていると、早死にする可能性が高まるのです。
女性に比べて、コミュニティや会話の少ない男性は、孤独になりがちです。
海外に比べても、日本は孤独死が多くなっているので、中年を過ぎたら
会社との関係や人とのつながりを本気で考えた方がよさそうです。
特に、男性は定年後の孤独を防ぐために地域のコミュニティや勉強会に
早めに加わることで、孤独死を防げるようになります。
読書会や朝活やソーシャルメディアでもコミュニケーションも
長寿のためには、重要なファクターなのです。

自分の行動や感情は自分一人が決めているのではなく、「つながり」の先にある膨大なネットワークの影響を受けているという事実を忘れないようにしてください。あなたのネガティブな感情はあなたのせいではないのかもしれないのです。ネガティブな感情から逃れられないとしたら、ポジティブなインパクトを与える新しい「つながり」を作ってバランスを取ることもできます。

また、人はつながりのある膨大なネットワークから影響を受けるのです。
私は断酒をした時に、人脈を変えたのですが、そこから大きく人生が変わり始めました。
ソーシャルメディアを活用して、弱き紐帯の法則を徹底活用することで
出版など面白いことを引き寄せられるようになったのです。
3次の隔たり(友達の友達)が人生を変えてくれるのです。

隔たりが少なくて強い「つながり」ほど影響力が高く、隔たりが大きくて弱い「つながり」ほど影響力は低くなります。しかし、隔たりが弱い「つながり」ほど数が多いので、塵も積もれば山となり、結果的には大きなインパクトを与えるケースも出てきます。「3次の隔たり」の向こう側に、あなたが知らない、太っている人のネットワークが広がっているとすると、そこからの生活習慣などに関する影響をじわじわと受けて不本意にも太ってしまう恐れがあるのです。また、弱い「つながり」で結ばれている人びとは自分とは違った価値観を持っている可能性が高いので、新しい情報をもたらしてくれる場合があります。

実は、3次の隔たりに気をつけないといけません。
良いネットワークを構成できれば、良い情報が入ってくるのです。
ソーシャルメディアからも日々情報が入ってきます。
ポジティブな情報をゲットするためにも、ソーシャルメディアの友人を選びましょう。
健康でポジティブな人生を送るためには、ソーシャリアルの友だち選びが大事になると
本書は豊富な事例を使って教えてくれるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

photo credit: PTD_Wertheim_Frank_Heister_46 via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
Kindle食事習慣化Facebook書評生産性向上ソーシャルメディアIT活用その他引き寄せの法則散歩読書術運動
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました