10億円を現金であげよう。その代わり、次の日から刑務所に一生入っていてほしい。

世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれた3週間で人生を変える法
トニー野中著)を読んでいますが
この本に書かれている「成功の定義」にとても共感しました。

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「お金だけで人は幸せにはなれないんだよ。大切なのは、『お金』『時間』と『健康』『人間関係(人脈)』における自由を、バランスよく保つこと」

10億円持っていても幸せになれないというある大富豪の言葉が
本書の冒頭で象徴的に語られています。

ある大富豪は、こうもいっていました。「『10億円を現金であげよう。その代わり、次の日から刑務所に一生入っていてほしい』……そういわれたら、君はお金をもらうかい?」ほとんどの方の答えは「ノー」だと思います。なぜかといえば、いくらお金があっても、一生、刑務所に入っていたら、そのお金を使って楽しむことができないからです。たとえフェラーリや宝石を購入しても、運転する機会がないとか、宝石を身につけて出掛けることすらできないというのでは、満足できませんね。

お金は使える環境にあって初めて役に立つのです。
そして、お金には幸せになるための使い方があるのです。
多くの大富豪は意味のあるものにしかお金を使わないとも言います。
自分がやりたいことのために
あるいは人に貢献するためにお金を使うことに価値があるのです。

本書のメインテーマは
『お金』『時間』と『健康』『人間関係(人脈)』における自由を、バランスよく保つこと」ですが
お金は何かを実剣するためには、絶対に必要です。
しかし、お金に人生を縛られていては、幸福にはなれません。
やりたいことを見つけ、それを実現することで
経済的な成功を得ることが基本になりますが
健康や時間や楽しい人間関係を手放しては、意味がないのです。

では、お金を求めなくていいのか?……といわれれば、そんなことはありません。お金は豊かな人生を手に入れる大切なツール(道具)のーつです。ですが、それ以上でもそれ以下でもありません。大富豪たちが富を所有しているのも、自分がやりたいあらゆることを、経済的な理由で放棄せざるを得ない不幸を味わないためです。さらに、お金のほかに、ともに幸福感を共有できる人間関係を築き、好きなときに好きなことができる時間を持ち、また、健康的な理由でやりたいことができなくなることのない人生こそ、理想ではないでしょうか?つまり、「お金」「人間関係(人脈)」「時間」「健康」の、4つの自由をすべてを手にすることが本当の「成功」なのです。

お金で友達を失うのではなく
共感できる仲間とともに夢を追いかけられたら、最高だと思いませんか?
好きなときに好きなことができる時間を
同じ夢を持ったパートナーと実現できたら
これ以上のことはないと思います。

孤独や不健康では人生は楽しくありません。
お金を稼ぐだけで、何の楽しみもない人生は
私にはイメージができません。
ある程度の経済的成功と家族や仲間の笑顔を想像すると
私はワクワクになれ、とても幸せです。

人間は好きなことでしか成功できないよ。嫌なことをしていて、成功なんてできるわけがない!(ハーブ・エッカー)

最近、このハーブ・エッカーの言葉の意味がわかるようになりました。
50歳を過ぎて、残された時間が少なくなってきたからこそ
好きなことをよい仲間とやろうと思えるようになりました。
「お金」「人間関係(人脈)」「時間」「健康」の
4つのバランスを図ることを今年の目標においています。
そのためには本書の良い習慣を取り入れ、実践することだと思いました。

今日もお読みいただき、ありがとうございます!
  

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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