書くことと話すことを学校を卒業してから学ぶ方法。

もし大学で再び勉強ができるとしたら、2つのことに力を入れたい。書くことと、大勢の人を前にして話をすることを学びたい。効果的に意思を伝える能力ほど人生で大切なものはない。(ジェラルド・R・フォード)

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若いことは書くことが夢だったのですが
私は怠け者でその勉強をしてきませんでした。
しかし、今は書くことと人前で話すことがとても多くなっています。
その過去のつけを私はこの数年で払うことになり、多くの時間を費やしました。
海外に比べると日本の学校教育では、この2つは盲点になっている気がします。
書くことと、人前で話すことこそビジネスやコミュニケーションで
必須なスキルであるにもかかわらず、私は教えてもらった記憶がありません。

過去のことは、過去のことだといって片付けてしまえば、それによって我々は未来をも放棄してしまうことになる。(チャーチル)

4年前に突然、本を出版することになったのですが
私はこの何十年か文章を書いてきませんでした。
全くの素人がいきなり出版することになったのです。
私は毎日の通勤電車の中で、書くことを決めたのです。
行きと帰りの車内での80分間を書く時間として確保しました。

本を書いている最中に、私はこの素晴らしい習慣を継続しようと思いました。
毎日書くなら、ブログだと思い
アルファブロガーのいしたにまさきさんに教わることにしました。
彼から習ったのは
■下手でも毎日書くこと
■自分のビジネスに近いテーマ(やりたいことを書く)
の二点でした。
後発ブロガーだった私は通勤時間にプラスして
移動時間や隙間時間を使ってブログを書き続けました。
最初の頃は書くのが、大変だったのですが
毎日書き続けているうちに、以前に比べると文章がうまくなってきたのです。
半年経った段階で、遂にはブログを書くことが楽しくなり
当初の目的通りに書くことを習慣化できたのです。

毎日、iPhoneやソーシャルメディアのブログを書き続けたおかげで
記事が大量にストックされることにより
私はGoogleから、iPhoneの専門家だと認識されるようになったのです。
ここから、私は多くのチャンスを手に入れたのです。
雑誌やWEBの連載などおもしろい話を引き寄せてきました。

書く以外にもセミナーのお話をいただけるようになりました。
せっかくなのでKEYNOTEを使ったセミナーを始めたのですが
ここで多くの気づきをもらえたのです。
人は文章だらけのパワーポイントを見るよりも
写真とタイトルのみのワンメッセージのスライドに
反応することがわかったのです。
話をちゃんと伝えるのはとても難しいのですが
わかりやすいビジュアルで表現すれば、興味を示してもらえるのです。
言葉やデータで説得するより
写真や大切な数字をビジュアルで表現した方が
相手に伝わるということを発見したのです。
また、スライドの棒読みをやめ
自分の言葉で話すことで、より伝わるようになったのです。
文章やデータ中心の説得型よりも共感型のスライドの方が
価値があるとわかったのです。

この発見以降、私はプレゼンでもKEYNOTEを使うようになりました。
スティーブ・ジョブズやセミナーでご一緒した本田直之さんをモデリングして
彼らのスタイルを真似るようにしたのです。
これで私のセミナーやプレゼンは以前の数倍面白くなったのです。

書くならブログ、話すときにはKEYNOTEを使おう!」と
私は若い人に伝えています。
この考え方は学校では教えてもらえませんが
ネットやYouTube、書籍には多くの手法が紹介されています。
騙されたと思って、一度この考えにトライしてみてください。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

  

photo credit: via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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