幸せになるための3つの定義 なぜか、自動的に幸せになれる72の習慣(小山竜央著)の書評

どのような状況になろうとも、人間にはひとつだけ自由が残されている。それは、どう行動するかだ。(ヴィクトール・フランクル)

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なぜか、自動的に幸せになれる72の習慣小山竜央著)を再読していますが
幸福とは自分の感情を良い方向にコントロールすることだと確信しました。
著者の小山氏はそれを幸福の仕掛け作りだと解説しています。
本書では幸せになるためのメッソドを参考にすれば
気持ちをいつでもハッピーにできるようになります!

幸福とはズバリ、「自分が期待している 〝期待値〟と〝現実とのギャップ〟がどれだけあるか?」です。人は、自分の期待したもの以上が手に入ると幸福を得られ、自分の期待したもの以下だと不幸だと感じるのです。(小山竜央)

自分の期待の持ち方によって、人は幸せだと感じたり、不幸だと感じるのです。
不幸だと感じているのなら、期待値が高すぎるのかもしれません。
今の自分の生活の良い点を書き出してみれば
意外に自分が幸せだと感じられるかもしれません。

なぜ不幸だと感じるかというと、それは 「当たり前だと思っているから」なのです。だから、幸福の基本は「今当たり前だと思っているもの 」から 「今に感謝をする 」ってことを考えなければいけない。今ある何かが失われてガッカリするとすれば、それに「感謝している」より 「あって当然」だと思っている証拠。それもあれも、 「あって当たり前 」思考が人生をどんどん幸福から遠ざけているのです。期待値は、設計図と同じで、自分で作り出すことができます。まずやることは「今に感謝」すること。そしてそのうえで、人が幸福を感じることができる三つの定義が重要になってきます

今の自分の生活を当たり前だという風に捉えると
自分の家族や所有物に感謝ができず、人は幸せにはなれないのです。
逆に、今の自分に満足し、感謝することで
私たちは幸せを感じられるようになります。
日々の小さい出来事に感謝することが幸せの入り口なのです。

その上で小山氏は幸せになるための3つの価値を定義しています。
■創造的なことをしているとき(創造価値)
■経験・体験をしているとき(体験価値)
■意味を見いだしているとき(態度価値)

クリエイティビティな仕事や旅行などの体験は
私たちに幸せを運んできてくれます。
しかし、これらは日常的にできるわけではありません。

脳を幸せな状態に保つためには、3番目の態度価値が重要になってきます。
著者はそこで精神科医のヴィクトール・フランクルをケーススタディにして
幸せの作り方を教えてくれています。
どんな状況に置かれても、そこに未来の意味を見出せれば、幸せを見つけられるのです。

どんなキツイ状況にさらされても、それが意味のあることだと考えれば幸福でいられるのです。(小山竜央)

ナチスによって強制収容所に送られた経験のあるヴィクトール・フランクルですが
彼は収容所の中で、希望を失わずに行動したことで、幸せを感じられたと書いています。
嫌なことや辛いことは自分を成長させてくれる幸せのキッカケだと思いましょう!

過去の人生から、苦しみ悩んだ出来事がすべてなかったら良かったと思うだろうか。多分、ノーというだろう。いやな時期だったとしても、ちょうど人生のこの時期に、自分が精神的に成長し、成熟したのだと分かっているからだ。(ヴィクトール・フランクル

自分の感情を上手にコントロールして、良い状況を作り出すことで
私たちは幸せになれるのかもしれません。
今の現状の中で当たり前だと思えることに感謝し、行動することで
私たちは幸せを感じられるはずです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

  

photo credit: businesswoman walking via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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