書評ブログを定期的に書いているので
他のブロガーさんやライターさんの視点を時々チェックしています。
lifehackerの書評を担当する印南敦史氏の記事はとても説得力があり
ついつい記事から、書籍を買ってしまいます。
その印南氏のプロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術からは
テンマルの価値や文章を削る技術を学べ、おおいに刺激を受けました。
今日は電子書籍で見つけたBlogArts: 書評記事の書き方(倉下忠憲著)を参考に
読者視点の書評ブログについて考えてみます。
本書を読むことで、自分のブログに足りないポイントが
いくつか見えてきて、とても勉強になりました。
著者の倉下氏はR-styleやシゴタノ!で、有名なブロガーさんですが
記事で選ぶ書籍には、いつも読書感としてのセンスを感じています。
その倉下氏の書評に関する電子書籍をアマゾンで見つけたので
購入し、一気に読ませていただきました。
良い書評とは何か?が本書のテーマなのですが
倉下氏はあくまで、読者視点を貫きます。
冒頭に「書くことを引き出す7つの質問」を紹介していますが
こういうフレームワークがあると、書評ブログは書きやすいと思います。
ぜひ、みなさん、この質問を真似してみちゃいましょう。
・質問1:購入の経緯は?
・質問2:本の対象読者は?
・質問3:著者の考えはどのようなものか?
・質問4:その考えにどのような印象を持ったか?
・質問5:印象に残ったフレーズやセンテンスは何か?
・質問6:類書との違いはどこか?
・質問7:関連する情報は何かあるか?
書評を書く前にこの倉下氏の質問に取り組んでおくと
記事に盛り込みたい素材が簡単に見つかるので
私もこの7つの質問をモデリングしようと思います。
倉下氏の質問の中で、今の私に足りていなかったのは、類書や関連情報の紹介です。
自分の知識や体験を切り口にして、記事をふくらますことを意識したいと思います。
また、倉下氏は、「読者のために!」を徹底的に意識しています。
どのようなテクニックを用いるにせよ、その基礎は「この記事を読む人は、どんなことが知りたいだろうか」に置くことです。新しく読む本を探している人に、どんなことを書ければ役に立てるのか。逆に何を書いたら興ざめしてしまうのか。それを真摯に考えれば踏み外すことはなくなります。 そして、しかるべき人にしかるべき記事が届けば、しかるべき動き(つまり、本の売れ行き)はきっと生まれてきます。
読者視点で本を紹介するためには、誰のための本なのかを明確にすべきです。
多くのビジネスマンは課題を解決するために、本を読みたいはずですから
短い時間で読めるように、コンパクトに書籍を紹介する必要があります。
「自分の課題をこの本で解決できるのだろうか?」という読者の質問に
答えられない記事をいくら書いても意味はありません。
著者の言葉を、最大限活用しながら書籍のエッセンスを紹介していくと同時に
自分の読書体験をしっかりと読者に伝えられなければ、読者のための書評とは言えないのです。
ビジネス書であれば、著者の提案の何を自分が取り入れたいのかを明確に書かない限り
共感されずに、スルーされる可能性が高くなります。
本当に読む価値がある書籍かどうかを、読者に真摯に伝えられなければ
その記事の存在理由は、そもそもないのかもしれません。
今後は、倉下氏のアドバイスを参考にして
しかるべき人にしかるべき記事を届けたいものです。
読者のために、もっともっと記事のクオリティをあげないといけないですね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: y2.d7 | that edit girl via photopin (license)
コメント