なぜ、翌日にリライトすると読みやすい文章が書けるのか?

アマゾンで文章がうまくなる本を見つけると、ついつい買ってしまいます。
タイトルに惹かれ、毎朝1分読むだけ。文章センスを磨く教科書。を購入し
隙間時間を活用して、サクッと読んでみました。
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本書では「文章センスを磨くための行動リスト」が9つ紹介されていて
テーマごとにコンパクトにやるべきことが書かれています。
文章のセンスは、誰でも磨きたいスキルだと思いますが
この9つのリストを習慣化すれば、確かに文章力はアップできそうです。

■電車広告を眺める
■普段読まないジャンルを読む
■新聞はコラム欄と読者投稿欄も読む
■キュレーションサイトをフォローする
■まめに辞書を引く
■英語の一行日記を書く
■マインドマップを書く
■気になったフレーズを手帳にメモする
■誰が読むかを意識しながら読み返す

リストの中の英語の一行日記とマインドマップ以外
私は日々実践していますが、特に効果を感じているものは
キュレーションサイトをフォローする
気になったフレーズを手帳にメモする
誰が読むかを意識しながら読み返す」の3つです。

キュレーションサイトのSmartNewsを読むことを、日々の日課にしています。
50歳を過ぎるとどうしても保守的なメディアを中心に読んでしまいます。
自分の興味関心領域以外のニュースが目に止まらなくなると
世の中の動きについていけず、脳が退化します。

流行のコンテンツに敏感になることが目的のひとつだ。今どんなことが注目を浴びているのか、どんなことが流行っているのかを知っておくことは大切だ。キュレーションサイトをフォローするもうひとつの目的は、「短く、分かりやすく、読み手をひきつける文章」の参考にするためだ。このようなサイトを使ってトピックスを見る人は、隙間時間を活用している。タイトルをざっと見て、面白そうだと思ったものを読むのだ。

特にコラム、読書、ライフハッカーの記事をここからピックアップしています。
コラムでは女性向けの記事を積極的に読んで
自分とは異なる世界を感じることで、脳に刺激を与えています。
流行のコンテンツを見ることで、現場を体験しようとも思えるようになります。
自分の知らないイベントやお店情報などのワクワクな文章に出会えるのも
キュレーションサイトの魅力の一つです。
キャッチーなタイトルから記事を読み、私はなんども面白い体験をしてきました。
タイトルの書き方を勉強しながら、行動範囲を広げてくれるSmartNews
私にとって、とても価値あるキュレーションアプリなのです。

二つ目のメモに関しては、私の場合
気になったフレーズや名言を自分宛にメールしています。
これが、このブログのネタ帳になっているのです。

そして、文章力を磨くために
最近、もっとも大事だと思っていることが
三番目の読者視点に立つことです。

文章を書く際にも、もちろん読み手を意識するべきだ。しかし、書いている最中というのは一種の高揚状態にあって、書き手が書きたいことばかりになってしまいがちだ。そこで、まずは読み返す時に読み手を意識してみよう。この報告書で、上司は報告内容をすぐ理解してくれるだろうか。取引先には失礼のない内容だろうか。買う気がない顧客は、どうすればその気になるだろうか。インターネット上の見知らぬ人にとって、この情報は役に立つだろうか……書き手の自己満足にならないよう、切磋琢磨しよう。読み手の視点に立つためには、書き手の思い込みをリセットする必要がある。そこで、1日あけて読み返すことをおすすめする。そのためには、締切の前日には完成させておく必要がある。締切を厳守するという意味でも、「前日完成」を習慣づけるのはおすすめだ。

本書が指摘しているように、書いている最中は、高揚状態になっているので
書き手意識が強くなってしまいます。
読み返す際に、読者視点を取り入れることで
自分本位の文章から、読者のための文章にリライトしていきましょう。
本当に役に立つと思ってもらえるか?という視点で
チェックすることで、よりわかりやすい記事が書けるようになります。

翌日に読み返して、リライトするというアドバイスは
実際に効果がありますので、おすすめです。
書き手の自己満足にならないように
私も注意して、記事をアップしたいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

photo credit: Reading for my new born kid via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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