人類史上最長の結婚期間をうまくいかせるたった一つの方法

なぜ、それを好きになるのか? 脳をその気にさせる錯覚の心理学竹内龍人著)の中に
夫婦が長続きするためのメッソド」が紹介されています。
長寿社会の現代は、夫婦のつきあいも過去に比べて、はるかに長くなっていますから
このメッソドを使って、奥さんとの関係をよりよくしたいと思います。
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では、どうすれば、結婚生活を良好に保てるのでしょうか?
本書には有名な心理学者のジョン・ゴットマンの話が引用されています。
何年か前に読んだ彼の著作の結婚生活を成功させる七つの原則を思い出すことで
よい夫婦関係について、あらためて考えてみることができました。

何十年もそれなりにうまくやっている夫婦は 、決して当たり前の存在などではなく、人類が直面する未知の領域へと突き進んでいる、最先端カップルだと言えるのです。そういった夫婦は、もちろん意識しているにせよしていないにせよ、他人には見えない形で多大な努力をしているはずです。その秘訣はどこにあるのでしょうか。 ■長続きする秘訣は 「友情」アメリカの心理学者ジョン・ゴットマンによる 『結婚生活を成功させる七つの原則』は、夫婦関係に悩んでいる方々にとっては必読の名著です。ゴットマンによれば、夫婦間で特に問題となっているクリティカルな事柄に関する会話を5分間聞いただけで、9割以上の確率でその夫婦が続くか破綻するかがわかるそうです。最終的に破綻する夫婦は、特にその会話の出だしにおいて、相手への非難や侮辱、嫌悪感が顕著であるということです。一方で、その会話において相手への 「友情」が感じられる夫婦はまず大丈夫なのです。(竹内龍人)

仲の良い夫婦は友達のような夫婦で、喧嘩をしてもすぐに仲直りできるといいます。
一方、仲の悪い夫婦は問題が積み重なっていますから、なかなかよい関係には戻れないのです。
夫婦が醸し出す空気感だけで、長続きするかどうかがわかるのです。
愛しているという感情は一時的ですが、好きという感情は長続きします。
何十年も一緒にいる夫婦であればあるほど
熱烈な恋愛感情を保つことは、難しいことだと思われます。
それならば、「好き」という感情を残しておくことのほうはるかに効果があります。

相手との関係が崩れそうな場合は、妥協することが正しい選択なのです。
相手のことを考えて、落とし所を探すこと
まさに友達どうしのように付き合うことが、夫婦関係を長続きする秘訣なのです。
これは「なんとなく好き」という感情を生み出す脳の神経ネットワークの働きが
夫婦にも必要だということを示しています。

「友情」とはまさに 、相手のことが 「なんとなく好き」という脳の神経ネットワークが生み出している感情に他なりません。この感情がある限り、嫌悪感は簡単には表れないし、会話においていきなり相手を侮辱するといったこともないからです。熱烈な恋愛感情がとうの昔に消え去り、たとえ 「欲しい」という脳のネットワークは活性化することがなかったとしても、少しだけでも 「好きだ」という感情が残っていることが鍵なのです。(竹内龍人)

なんとなく好きにさせるポイントがわかれば、夫婦関係は長続きさせられます。
いくら夫婦でも話しているときにきちんと相手の顔や目を見ながら
話さないと関係は悪化してしまいます。
ネガティブな態度をとれば、夫婦関係も険悪になるのですから
まずは、相手の話をしっかりと聞くという姿勢が大事になります。
ながら会話はやめて、仲の良い友達との関係をイメージすると良いでしょう。
(今、このブログを書きながら、私は猛烈に反省しています。)

竹内氏は本書なぜ、それを好きになるのか?
「欲しい」と「好き」は脳内の別の部位が担当しているので
異なる動きをすると教えてくれます。
「欲しい」から「好き」へ移行させることで、関係が長く保てるようになりますから
一度、自分の態度をチェックすると良いかもしれません。
夫婦だからといって、甘えていると、あとあと痛い目に会うかもしれません。
夫婦関係改善には、コミュニケーションを増やしてもダメで
友情に基づく「なんとなく好き」だと思う気持ちを持たないといけないのです。

コミュニケーションを増やしたところで、結局は相手への不満や怒りを述べることになるのだから、よい処方ではない、自分に対するネガティブな意見を聞き続けながらそれに冷静に対処するなどということは、素人がオリンピックに出てよい成績を挙げることを期待するようなものだ、とゴットマンは言い切ります

人類史上、現代ほど長期間夫婦が過ごしたことはないのです。
ダメなコミュニケーションをいくら重ねても無駄なのです。
私たちの平均寿命がさらに延びるとすれば
仲の良い友達と付き合うような感覚で、奥さんと接したほうが良さそうです。
定年後に捨てられないためには、日頃の傾聴を意識してみましょう!
今日は日頃の反省を込めて、書いてみました。

お読みいただき、ありがとうござました。

    

photo credit: 29-09-07 2-56-57 AM_0026-240 via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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