人間は周囲の人に合わせることによって、いかに多くのものを失うかを考えなければならない。(ラルフ・ウォルド・エマソン)
あなたがなりうる最高のあなたになる方法(ジェリー・ミンチントン著)の中に
親や教師の洗脳を解いて、自分らしく生きることが重要だと書かれています。
みんなと同じように生きるのは、自分も楽なのですが
実は、大人にとっても、安心を得られる選択肢だったのです。
みんなと同じように生きれば、勉強も普通にできるようになりますし
人からいじめられないわけですから、親は安全や安心を手に入れられます。
しかし、これでは、子供の好奇心やチャレンジマインドは育たなくなります。
わたしたちはみな、「みんなと同じようにしなさい」まわりに合わせて、外れてしまわないようにと。なぜなら、そのほうが「安心」だから。と言われながら育ってきました。多くの人は、自分と似た人といっしょにいると居心地がいいものです。ですから、周囲とあまりにも違っている人は、批判や攻撃にさらされやすい。親は、そのことをよく知っていますから、わが子の「安全」のために、みんなと同じようにしていなさいと子どもに言うのです。そして、自分たちも安心します。(ジェリー・ミンチントン)
また、学校の先生たちは、子供を型にはめて考えがちです。
教える立場からは、授業を邪魔しない生徒が良い子供です。
しかし、ここからは型破りな人間は、生まれてきません。
クリエイティビティは、課題を解決しようと意志や
現在への疑問、質問から生まれてきますから
一方的な授業からは、天才は生まれてこないのです。
教師にとってはなおさらです。自分とあまりにも違う子どもは理解できないし、もしすべての子どもが一人ひとり違っていたら指導はとてもたいへんなものになります。つまり、みんなと同じでいることは、大人たちの利便性と安心のためなのです。さらに、そうした大人たちの様子を敏感に察した子どもたちは、少しでも自分たちと違う子が周囲にいると攻撃します。つまり、いじめます。自分にはしたくてもできないことをしているから。たしかに、人と違っていることによるデメリットはたくさんあります。
エジソンやアインシュタインの例を見ればわかりますが
子供独自の才能を伸ばすのが、大人の務めなのかもしれません。
また、子供だけでなく、自分を変えるためにも、それが必要です。
過去の思考スタイルやルールに束縛されるのをやめるべきなのです。
自分のやりたいように生きることで、人から批判されたり
いじめられるなどデメリットもありますが、一方で、メリットも得られます。
人と違うことをすることで、自尊心を育めるようになります。
自分の頭で考えることで、多くの発見も得られますし
今までとは違った新たな仲間を作れるようになります。
自分の行動の決定権を周りに委ねるのをやめ
今こそ、人生の選択権を自分に取り戻しましょう!
では、自分らしさを大切にするために、どんなことができるのでしょうか?
ジェリー・ミンチントンは以下の4つの方法があると本書に書いています。
1、考え方できるだけ自分の考えに従いましょう。
2、決定自分の経験と知識をもとに決定をくだします。
3、行動周囲の人がするから自分もするというのは賢い態度ではありません。
4、ライフスタイル既成概念にとらわれるのではなく、あくまでも自分の判断に従いましょう。
自分らしさを大切にすることにもまた、失うものと手にするものがあります。
それらを比較して、自分の行動を自身で選ぶようにすることで
少なくとも、これで人生を自分の手に取り戻せるはずです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
photo credit: Off to School via photopin (license)
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