自己啓発書を読んでベンツを買った話(チェ・ソンラク著)の書評

人生の目標がないからと言って、大きな問題になるわけではないが、人生に目標があれば、ないときよりも達成できることが多くなる。(チェ・ソンラク)

スクリーンショット 2015-09-04 13.04.36
自己啓発書を読んでベンツを買った話
チェ・ソンラク著)を読了しました。
タイトルがある意味すごい(笑)のですが、話は至極まっとうです。
自己啓発書に書かれていることを信じて
思考と行動を変えることで人生が変わった大学教授のリアルな体験談によって
私たちは、目標設定と行動の重要性を学べるのです。

自己啓発書を読んで読みまくり、自分を徹底的に変えることで
安月給の大学教授でも、高級外車を買えたという実践書なので、とても読みやすいです。
勉強するだけでは、お金持ちにはなれないが
自己啓発書を科学として捉え、実践すれば
小金持ちにはなれるという博士のストーリーは、参考になります。

私の答えは、『自己啓発書の主な内容は科学である』というものだ。科学で十分論議され証明されたことであり、科学的根拠があるものだからだ。目標を設定する、目標を具体化する、失敗してもやり続けるなどの話は「経営学」だ。経営学で言われ続けてきた話なのだ。ポジティブな思考は、心理学の模範で、その効果は十分証明されている。自己啓発書に出てくる話は、単なる経営学と心理学のテキストをわかりやすく読み解いた内容なのだ。

自己啓発書は、難解な経営学や心理学のテキスト代わりに使えるという
博士の解釈が新しいです。
多くの自己啓発書は、わかりやすく書かれていますから
経営学や心理学の難解な本を読むより、行動に繋げやすいのです。
良いと思ったら、書かれている内容を
すぐにやってみさえすればよいのですが、多くの人は、ここでつまづきます。
多くの人は読んだら、読み放しで終わってしまうのです。
(かつての私も、本を読むだけで、行動できずにいました!)
これでは、気持ちがポジティンブになるだけで
行動が伴いませんから、結果が変わるわけがありません。

確かに、自己啓発書を読むことで、私たちは明るくなれます。
自分の成功を夢見て、何かをしたくなります。
しかし、この気持ちは長続きはしません。
1冊や2冊自己啓発書を読んだぐらいでは、自分をなかなか変えられません。
何冊も自己啓発書を読み続けることで、脳がポジティブ思考に変わります。
自己啓発書を読んで、まずは、思考を変える
そして、書かれていることを実践していれば、習慣が変わるのです。

まずは、目標を設定する(夢を書き出す)ことで
あなたの可能性は間違いなく広がります。

紙に書けば、自分の夢を目にし続けることになる。思っているだけのときは、多くて月に1、2回意識するくらいだが、紙に書いてそばに置けば、日々意識することになる。そして、夢を意識し続けているうちに、夢をかなえる方法を模索する。

経営者のように個人も目標を数値化し、具体的に紙に書き出すべきなのです。
自分にも実現可能なゴールを設定し、期限を設けましょう。
会社の事業計画のように、具体的に考え
それを紙に書いて、潜在意識に刷り込むうちに
いろいろな情報や人があなたの周りに集まり始めます。
これがキッカケとなり、行動を起こせるようになるはずです。

私も100の夢リストをEvernoteに書き出すことで
出版など多くのチャンスを引き寄せてきたので、本書の内容にはとても共感します。
紙に書き出すことで、自分の中に小さな変化が起こり始めるのです。

自分の人生を、思いのままにやっていけるという自信が、究極的にはその人の人生を幸せに導くのだ。

まず、何冊も自己啓発書を読み、自分の意識を変え
幸せに感じる時間を長くし、マインドを変えてみましょう。
思考と行動を変えることで、徐々に小さな成功体験が積み重なり、自信が芽生えてきます。
自分の夢を実現させるための行動を続ければ、現実的な夢であれば叶うことが実感できます。

実際、著者は思考を切り替えてから、4年で「ベンツ」を購入できたと言います。
諦めずに夢を刷り込むこと、行動することで、未来を変えていけるのです。

以下、本書に書かれている夢を実現する5つのステップを以下まとめてみます。

■目標を決めること
■「自分にもできる」といったポジティブな思考
■失敗してもあきらめずにやり続けてみろ
■目標や夢を具体化する
■数量化した夢、具体化した目標を紙に書く

自分の夢を具体化し、紙に書き出したら、あとは行動あるのみです。
目標に向かって、走り始めれば、人生を楽しくできるはずですから
まずは、この5つのステップを行動に移してみてください。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

   

photo credit: via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評生産性向上ブログライフハック引き寄せの法則時間術
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました