不要なモノを切り捨てて、新しいスペースを作ろう。ドバイに行って、そんな気持ちが強くなった。

自分の人生にふさわしくないものがあれば(それが人間関係であれ、仕事であれ、形容詞であれ)、すっぱり切り捨てて、よりよい人生のためのスペースを作ろう。(アラン・フォックス)

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昨日のブログで書評
を書いたアメリカの老富豪が贈る超・処世訓の中で
アラン・フォックスは、今の自分にふさわしくないモノを見つけたら
それをキッパリと捨て去るべきだと書いています。

人は意外に変化を嫌い、一度決めたパターンに従って生活しがちです。
いつもと同じ通勤路だけ使っていては、面白いモノを見つけられませんし
会社内の人脈だけでは、新しいチャンスは得られません。
自分の人生から未知なるモノを排除すれば
恐怖感を味わない代わりに、なんの刺激も得られません。

初めてドバイに出かけた時には、恐怖感とワクワク感が同居していました。
中東という未知の世界に対する恐れと
発展するドバイでのビジネスへの期待値の両方が私の頭の中で去来していました。
しかし、空港に着いた瞬間に、私はドバイの虜になりました。
ドバイ空港の巨大な空間は、私の想像以上で
中東、アフリカ、ヨーロッパ、アジアの人で賑わっていたのです。
200以上のエアが就航する空港を見た瞬間
ドバイが中東・アフリカのハブであることを実感したのです。
(日本の空港がローカル空港に見えます。)
親日国で日本製品を求めているにも関わらず
ドバイには日本人が少ないというギャップがあり
私はそこに大きな可能性を感じました。

ドバイという成長するマーケットを見ることで
日本にこだわってきた自分が、とても小さな存在に思えたのです。
世界一戦略で世界中の資本や人を呼び込んでいるドバイと
人口減で低成長に苦しむ日本とどちらに可能性があるかは明らかです。
こう考えることで、過去の思考法を捨て去ることができ
自分の中にドバイビジネスのための新しいスペースを作りはじめたのです。

ムスリム人口は、2010年時点で16億2000万人でしたが
若年人口の増加で2030年には、22億人まで増加する見通しです。
アジアと中東のムスリム人口が増加する中で
経済規模も巨大になることが予想されます。

イスラムというと日本から近いインドネシアやマレーシアに目が向きがちですが
私は中東やアフリカにより可能性を感じています。
中東というとテロ、アフリカというと貧困というとステレオタイプの考え方が
日本では主流ですが、ドバイは東京よりもはるかに安全です。
ドバイには中東やアフリカの富裕層が闊歩しています。
犯罪も少なく、酔っ払いもいないなど、街中は秩序が保たれています。
失くしたiPhoneがホテルに届けられるぐらい治安がよいのです。
(詳細はこちら「ドバイには神様がいた!」をご覧ください。)

また、成長も著しく、多くの富裕層が集まるドバイに行くたびに
その変化に驚かされます。
高層ビルがどんどん建設され、巨大なショッピングセンターも増床されるなど
都市の発展がハード面中心に続いています。
しかし、ソフト面は遅れているので、日本人にはチャンスがあります。
日本人のきめ細かいサービスはドバイでも受けるはずです。
日本の飲食、食品、ファッション、カルチャー、雑貨などは競争力があると思われます。
(セブン・イレブンのドバイ出店で空気が変わるかもしれません。)

ドバイ=ドバイショックで語られことが多いのですが
2010年以降UAEの経済は立ち直り、多くの海外企業が進出しています。
ドバイが中東・アフリカのハブとして成長するのは間違いなく
あとはタイミングだけだと思います。
日本人はそこに完全に乗り遅れています。

本来、日本人が得られる果実を中国人や韓国人が手に入れている現状があります。
残念なことに、日本の偽物が、ドバイでは数多く見受けられます。
今までの中東への常識を一旦捨てて、ドバイに行くことをお勧めします。
前回のドバイのホテルショーに参加した多くの日本企業が
過去の常識を捨てて、ドバイでのビジネスにチャレンジしています!
ドバイでの見学ツアーや進出のサポートもしておりますので
ご興味ある方は、ご連絡ください。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

   

photo credit: 124 via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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