いくら「インプット」を増やしたところで、「アウトプット」にはならない。(遠藤巧)
アルコール依存症の時も私は、いつも読書をしていました。
本が大好きだったので、移動中はとにかく本を読みまくっていました。
しかし、残念なことにそのころの読書の記憶は、あまり残っていません。
本を大量に読むのですが、私の読書は読んだら読みっぱなしで
アウトプットのない読書だったのです。
いくら本によいことが書いてあっても、読書メモも作らず
行動を起こすこともなかったために、私は変化できずにいたのです。
9年前に断酒をしたタイミングから、私は本との付き合い方を変えました。
読書会を主宰し、自分が読んだ本を伝えることを始めたのです。
これで、本の読み方が変わりました。
ただ、読むだけでなくアウトプットを意識して、本を読むようになったのです。
著者の伝えたいことを意識し、そのどれが自分に有効かを考えながら
メモを取りながら、読書をするようになったのです。
同じ本をなんども読み返すことで
一度の読書では気づかなかったポイントを見つけられるなど
読書のスタイルを変えることで、著者との対話が深まりました。
また、読書会で参加者と話し合うことで
本が自分ゴト化されていき、自分の血肉になっていったのです。
この繰り返しが、私に行動を促したのです。
著者の話で良いと思ったことを自分の習慣に取り入れることで
私は変化できるようになったのです。
読書会だけでなく、USTREAMや書評ブログでのアウトプットによって
私の人脈は一気に広がりました。
出版社や著者の人との出会えるようになり、私は出版や連載のチャンスを手に入れたのです。
アウトプットを最大化するためには、インプットの量も増やさなければなりません。
私は以前よりもカテゴリーを広げて、本を読むようになり
これが、私の幅を広げたのです。
書けば書くほど、面白いことが起こり
いろいろな方との出会いがデザインできるようになり
プロジェクトが多様化したのです。
書評だけでなく、自分のやりたいことを書くことで
出版以外のプロジェクトも動き始めました。
ドバイなどの海外ビジネスも、アウトプットと行動のおかげでスタートできました。
以前の私は、「いつかやろう!」といつも先延ばしをしてきました。
夜はお酒を飲む時間と決めつけて、自分のスケジュールをブロックしていました。
また、朝は二日酔いで苦しんでいたために、1日の多くの時間を無駄にしていたのです。
今は、朝起きたら書く、ランチタイムは人に会う、夜はインプットの時間という風に
自分の時間をコントロールできるようになりました。
これも多くの習慣術や時間術などの書籍のおかげです。
自分の人生を変えたければ、関連本を読み
「著者の良いところを盗むことだ!」と思います。
私は書籍のインプット&アウトプットを通じて
著者からいつも自分を変える方法を学んでいます。
昨日も仲間の理央周さんとドラッカーやマーケティングについて話し合ったのですが
彼からはいつも良いアドバイスをもらっています。
彼の新刊のなぜか売れる営業の超思考からもインスパイアされ
できる営業の定義や繁盛店の作り方について語り合え
とても楽しい時間が過ごせました。
「客観とは、客側から見ることだ」と理央さんは言いますが
視点を変えることの重要性を再認識しました。
実は、彼との出会いもこのブログに書評を書いたのがきっかけでした。
素晴らしい著者との出会いもブログから、デザインできるのです。
自分を変えたかったら、本を読み、ブログに書けというのが
私がこの数年で学んだ最高のメソッドなのです。
photo credit: 20141025 Pencils 007 via photopin (license)
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