インスタグラム・マーケティング入門(山田智恵著)に書かれている
「右脳にアプローチできるソーシャルメディア」という表現を
私もクライアントにInstagramを説明する際に、よく使います。
Instagramは、写真を基軸にしたシンプルなソーシャルメディアですが
この特徴により、世界中のユーザーから支持を集めているのです。
Instagramが登場して以来、ソーシャルメディアは
ビジュアルコミュニケーションの時代に突入し
言語アプローチではなく、視覚(ビジュアル)が重要な意味を持つようになったのです。
企業のマーケティング、特にファンマーケティングにおいては
このビジュアルからのアプローチが効果を発揮します。
自分のブランドを写真で表現し、投稿することで
ユーザーの右脳に「イメージ」として近づけるようになったのです。
おしゃれな写真だけでなく、社員の様子やブランドの裏側を投稿することで
ユーザーのライフスタイルの中に入り込め、親近感を獲得できるようになったのです。
私は自分のクライアント、特に海外ビジネスを行っているクライアントには
Instagramの活用を必ず提案しています。
今年の9月には、Instagramユーザーは4億人を突破しました。
昨年12月の月間アクティブユーザーが3億人だったことを考えると
Instagaramの成長力を実感できるはずです。
もはや、USや東南アジアでは、Facebookはクールではなくなっています。
タイやシンガポールのインフルエンサーは、Instagaramの投稿を重視しています。
先日、ビジネスでご一緒したタイのインフルエンサーは
Instagramの一回の投稿で8000以上のいいね!を稼いでいました。
それもタイだけでなく、東南アジアや日本のユーザーが
彼女の投稿にコメントしているのを見ることで、Instagramのパワーを実感しました。
Instagramの言語の壁を越えたビジュアルコミュニケーションによって
私たちは世界中のユーザーにリーチできるようになったのです。
この効果を知った私のクライアントは、写真の価値を再評価しはじめています。
情報が爆発している現代においては、言語での処理能力には限界があります。
ソーシャルメディアのタイムラインでは、センスのあるビジュアルと
ワンメッセージの方が、ユーザーの目にとまりやすくなっているのです!
著者の山田氏は、本書でInstagramのバリューを以下のように整理しています。
■オリジナルのコンテンツを作れる人しか運用できない。
(他者のコンテンツは利用できない)
■リンクが貼れない。
(ビジネス色が出しづらいから、共感が生まれる)
■言語の壁を超え、グロバール展開が可能。
■ユーザーがアクティブである。
本書でも紹介されている清水寺のアカウントを見ると
Instagramの効果が実感できるはずです。
短い日本語と英語の#(ハッシュタグ)の活用だけで
世界中のフォロワーを短期間で獲得しています。
他のソーシャルメディアに比べて、運用のハードルが低いことがわかります。
また、京都の一保堂茶舗の#(ハッシュタグ)や英語での発信は勉強になります。
#(ハッシュタグ)を上手にコミュニケーションできれば、ユーザーからの発信も期待できます。
ファンマーケティングによって、ブランドの価値を向上できるのです。
本書には、海外のアカウントやキャンペーンの成功事例も数多く掲載されていますので
Instagramを活用したい企業担当者の方にもオススメです。
世界で4億人以上が使い始めたInstagramを
インバウンドマーケティングにいち早く取り入れることで
訪日客をつかまえられるようになるはずです。
私のInsatagramのアカウントです。ぜひフォオーください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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