「ありがとう」は必ず声に出していう。そして、普通、人が「ありがとう」といわないときにも「ありがとう」といえるようにならなければならない。そうなれば、自分の応援団が増え、他人をどんどん巻き込むことができるようになる。(マイケル・ウォン)
客家大富豪の教え(甘粕正著)を読了しました。
本書には、客家の18の金言が紹介されていますが
そのどれもが素晴らしく、これらを活用することで
私たちは成功する確率を高めることができそうです。
客家の大富豪マイケル・ウォンと主人公の会話から
わかりやすく客家の成功法則を学べます。
1.運は親切にした相手の背中から来る
2.許すことを知れば運命は変えられる
3.退却は重要な才能なり
4.何を始めるかに最も時間を費やすべし
5.ビジネスには大義名分が必要なり
6.準備していなかったチャンスはリスク
7.小さな約束こそが重要なり
8.家族を蔑ろにする者は成功せず
9.お金に使われず、お金を働かせるべし
10.50人の仲間が成功の核心となる
11.金鉱ではスコップを売るべし
12.安売りには必ず終わりがやって来る
13.嫉妬は成功の敵、合い今日は成功の素
14.物事は因数分解して考えよ
15.汗ではなく考えることこそが富を生む
16.笑顔はコストゼロの最良戦略
17.「ありがとう」は必ず声に出すべし
18.欲望に忠実になるためにこそ禁欲的に
本書の18の教えはどれも実践したいのですが
特に、17の「ありがとう」は必ず声に出すべしは、自分ゴト化したいと思います。
マイケル・ウォンは「ありがとう」には、不思議な力がある言っています。
言った方、いわれたほうの双方、どちらも幸せになれるのです。
「この言葉の不思議なところは、『ありがとうという言葉をいったほうも、いわれたほうも、どちらも幸せな気分になれる』ことだ」
私たちは「ありがとう」を口癖にすると、幸せになれるのです。
また、他人の長所を褒めるときに「ありがとう」と言えば、より効果があるというのです。
相手の地位や肩書きに惑わされずに、どのような人間にも変わらない態度をとる。すなわち、ありがとうという言葉をかけることで、多くの人間の信頼を得ることができてビジネスも発展していくのだ。
誰に対しても公平に付き合うことで、あなたは多くの人から信頼を得られます。
あなたの行動は、いろいろな人に見られていますが
みんなに「ありがとう」と伝えることで、人としての評価が高まります。
これで人間関係も良くなり、結果として、ビジネスを発展させられるのです。
「そして、『他人の長所を見つけて伸ばすときにも、ありがとうという言葉がとても役に立つ』。まず、あなたがありがとうと声をかけることによって、その人々の心があなたに開かれ、長所がよく見えるようになる。さらにありがとうという言葉が、彼らに充実感を与えて、自分自身で長所を伸ばしてくれる。だから、極論をいえば、これからあなたがいろいろな事業を展開していくときには、ただひたすらありがとうという言葉をいえばよいのだ。
「ありがとう」という言葉をかけることによって
人は充実感から、どんどん成長できるようになるのです。
ですから、偉い立場の人ほど、部下に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えるべきなのです。
「ありがとう」が彼らに充実感を与え、事業を成長させる原動力となるのです。
感謝の気持ちをより多くの人に伝えられれば
私たちは人生をポジティブなものにできるのです。
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