パクることは学ぶことです。いいな!と思ったらすぐにパクってください。自分にできることから、全力でとことんやれば、パクることはかっこわるいことではありません。いちばんかっこわるいのは、何もしないことです。(下川浩二)
「TTPの三段活用」をご存知でしょうか?
人が成長するためには、真似することだ大事だとと多くの人が言っていますが
この下川浩二氏の「TTPの三段活用」はそれを的確に表しています。
TTP=徹底的にパクる。
TKP=ちょっと変えてパクる。
OKP=思いっきり変えてパクる。
学ぶことは真似ることから始まりますが
まずは、手本となる理想の人を見つけて
その人の行動を徹底的に真似てみましょう。(TTP)
それができたら、次はTKPです。
真似る際に少し自分なりの工夫を入れて
自分のオリジナリティを加えていくのです。
そして最後はOKP!
思いっきりスタイルを変えて、パクってしまうのです。
自分のやり方を取り入れることで、自分のオリジナルモデルを生み出すのです。
真似をしているのに関わらず、原型をとどめていないわけですから
自分のスタイルとして、人に伝えられるようになります。
これが自分の強み(USP)になるのです。
TKPの三段活用は下川浩二氏のネーミングで
パクることの意義を上手に表現しています。
日本の伝統的な学び方の守破離の考え方を今風に表現したものとも言えます。
こう考えることで、パクることを卑下しないようにしたいものです。
(守破離→守=型を守る 破=型をつくる 離=型を自由にする)
私も多くの書籍を読むことで、著者の素晴らしいアイデアや行動を日々学んでいます。
良いと思ったことは、このブログに書いて、自分ゴト化すると同時に
行動に移すようにしています。
本を読むことは、実は著者の思考や行動をパクることなのです。
読書をしながら、よいと思った言葉やキーワードは必ず抜き出し
メモをすることが、TTPの第一歩だと思います。
素晴らしい言葉は何度も書くことで、記憶に残せるようになります。
セミナーや勉強会、メンターとの会話でもこのテクニックは使えます。
キーワードを見つけたら、必ずそれをメモにするのです。
インプットしたものは、ノートで整理し
次にそれを読み返すことがパクリの第一歩なのです。
この繰り返しによって、学んだことを自分ゴト化できるようになります。
次に自分の言葉で語ることで、その思考法や行動を意識します。
せっかく学んだのですから、実際に動かなけえれば意味がありません。
整理して、人に教えたり、ブログに書くことで、少しづつ自分らしさを加えられます。
著者の思考や行動を真似できたと思ったら、自分らしさを付け加えていきましょう。
読書であれば、たくさんの著者の脳のかけらを自分の脳で組み合わせることで
新たしいアイデアを生み出せるのです。
完全なオリジナルなど存在しないのですから、まずは徹底的にパクることを意識しましょう。
あの天才ピカソも次のように言っています。
優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む。(パブロ・ピカソ)
まずは、パクることは、カッコが悪いことではないと意識を変えてみるのです。
「何もしない」選択肢は最悪だと思って、目標の人の行動や思考を真似しましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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