お客さまは、あなたから良い商品や良いサービスを求めているように思うかもしれませんが、実はお客さまが本質的に求めているのは、そこではありません。あなたの商品から、あなたのサービスから、どんな感情を得られるのか、その商品やサービスを買うと、どんな気分になるのか。どこが満たされるのか。そのほうがよほど大事なんです。その点に気づいて欲しいのです。お客さまの感情を理解して、その感情を動かすことができれば、お客さまは自然に行動してくれます。(佐々妙美)
人間関係を良くすることで、ビジネスはうまくいき始めます。
人は感情で動く生き物ですから、相手から好きになってもらうことが
実は、ビジネスのスタートラインなのです。
しかし、私たちはついついビジネスのテクニックに走りがちで
相手の気持ちを考えずに、焦ってセールスすることで失敗を重ねてしまいます。
たった5つの感情でお客さまは動き出す!!―売り込まなくても結果が出る“感情集客術”には、
集客のプロの佐々妙美氏の成功事例が惜しみなく紹介されていて、とても勉強になりました。
佐々氏は、お客さまが求めているものは、商品そのものではなく
5つの感情であると気づくことが大事だと言います。
「安心したい」
「つながりたい」
「認められたい」
「変化したい」
「貢献したい」の5つの感情で人は動きます。
本書ではこの5つのルールに基づいて、集客の手法が語られていますが
まずは、相手に好きになってもらうことがポイントになります。
たった5つの感情でお客さまは動き出す!! [ 佐々妙美 ] |
では、相手に好きになってもらうためには、どうしたよいのでしょう?
佐々氏は以下のように、「好き」を言い換えています。
また会いたいな……と思ってもらう
もっと話したいな……と思ってもらう
もっとその人のことを知りたいな……と思ってもらう
喜んでもらいたいな……と思ってもらうということです。
相手から好きになってもらうためには
まずは、こちらが相手への共感を示して、安心してもらうことが必要になります。
名刺交換の時には、相手との共通点を徹底的に探し
共通点を次々と積み重ねていって、相手に運命の出会いだと思ってもらうのです。
数多くの共通点を持つことによって、初対面の相手にも安心してもらえます。
自分の失敗事例を話すことも効果があります。
私もあえて自分が元アルコール依存症の著者だと言い
ダメな自分を開示することで、相手の心のハードルを一気に下げてしまいます。
また、相手と繋がる頻度を高めることで、関係をより強化できます。
その際、活用できる考え方が船井総研の3回固定の法則・10回固定の法則です。
3回顧客と接触する機会を持つと、その顧客はお店に来店するようになります。
また、その顧客と10回接触すれば、その顧客はあなたのファンになり
他店に行くことはほとんどなくなるというルールがあります。
自分を好きになってくれるファンをたくさん作るために
この3回固定の法則・10回固定の法則をどんどん活用するのです!
その際、コミュニケーションも小分けにすることも意識しましょう。
一度に連絡をするのではなく、Facebookなどでこまめに連絡を取ることで
接触頻度を高めれば、いつの間にか3回固定の法則・10回固定の法則を実現できます。
私もセミナーやリアルの会合で気になった人に出会うと
すぐにFacebookで連絡を取り、お茶を飲みに行く約束をします。
リアル→ソーシャル→リアルと接触回数を増やせば
仲良くなりたい人との関係をすぐに作れると気づいたからです。
その際、こまめに連絡を取る小分けの法則を使うとより関係を強化できそうです。
メールで長い文章を送って、やりとりを1度ですますのではなく
Facebookメッセンジャーなどのチャットで、細かく分けるようにするのです。
本書で紹介されていた「良い関係が作れたら、小さなお願いをしてみよう!」という
佐々氏のアイデアを私も試したくなりました。
やはりビジネスですから、紹介をお願いすることも大事ですね!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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