アルコールの大量飲酒後の睡眠は、睡眠ではなく気絶なのか?

習慣化

飲んで寝るのは、眠っているというより気絶しているようなものです。飲み過ぎた翌日、前夜の記憶がないことがあります。それは飲酒による一時的な記憶障害、医学的には「急性アルコール中毒による意識障害」と診断されます。要するに酒を飲んで気絶していたわけです。気絶は睡眠とは違います。見た目には同じであっても生体にとっての意味が違います。(井原裕)

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PDFA習慣術の徳本昌大です。
精神科医の井原裕氏のうつの常識、じつは非常識書評ブログを続けます。
今日のテーマはアルコールと睡眠についてです。
日本のビジネスマンは、ストレス解消やおつきあいでお酒を飲む機会が多いですが
多量の飲酒が睡眠に悪影響を及ぼすことがわかっています。

以前の私もアルコールに依存した生活を送っていたので
井原氏の「気絶」という表現にとても反応しました。
お酒を飲んでいた頃の私は、いつも「気絶」ばかりだったと
今更ながら反省しました。
私の身体と心は、アルコールによって蝕まれ、いつもイライラしていました。
そして、ストレス解消のために、ますますアルコールに依存するという
悪循環から抜け出せずにいました。

身体の調子が悪くなった10年前に思い切って、断酒をしたのですが
それ以来、私はイライラが減り、心の平穏を取り戻せました。
当然、お酒を飲まなくなったので、身体も健康になるなど
断酒のおかげで、私は人生を立て直せたのです。

井原氏は良質な睡眠と気絶の違いを以下のように説明しています。

睡眠に本来備わるメンテナンス機能は十全には働いていないと見るべきです。脳波をとると睡眠の深さがわかります。睡眠は、第1段階から第4段階まであり、さらにその先にレム睡眠、つまり、夢を見ている段階がきます。健康な睡眠には、睡眠時間全体に占める各段階の健康な比率というものがあって、とくに第3、第4段階の比率が睡眠の質に大きな影響を与えます。深い睡眠がある程度なければ、質のいい睡眠とはいえません。アルコールは、これら第3、第4段階を大きく損ないます。結果として浅い睡眠ばかりが多くなってしまい、睡眠の本来担っているメンテナンス効果が損なわれてしまうのです。

アルコールの飲み過ぎが、浅い睡眠をもたらし
第3、第4段階質の良い睡眠をとれなくしているのです。

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睡眠、とくに深い睡眠には、自律神経、ホルモンを介して、血圧を下げ、糖尿病リスクを下げるといった作用があります。しかし、深い睡眠が減ると糖尿病や高血圧のリスクが高くなるというデー夕が出ています。飲酒による深睡眠の減少も、同様の結果をもたらすと考えます。

読者の皆さんは、私のようにお酒をやめる必要はないと思いますが
お酒の飲み過ぎには注意が必要です。
睡眠不足が都市型のうつを引き起こすばかりでなく、生活習慣病の原因になるのです。
糖尿病や高血圧になりたくなければ、質の高い睡眠を取るべきです。

著者の井原氏が指摘するように、1日7時間、週に50時間の睡眠を確保したいものです。
睡眠が足りなければ、脳がアクティブに動きませんから
自分のパフォーマンスを下げることで、ますます、自分を忙しくしてしまいます。
これではいくら寝ずに働いても切りがありません。
自分のビジネス、心と身体の健康のために
しっかりと睡眠をコントロールするようにしましょう。
そして、睡眠に悪影響を及ぼすアルコールも同時にコントロールしてみてください!!
(私のようなひどい状態から復活するのは大変なので・・・。)

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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