買う理由がわからないから、お客さまは買わないのです。だったら、こう発信してニーズに気づかせてあげましょう。「この商品はこんなに素敵なものです。だから、買うといいと思いますよ」 商品だけじゃなく、あなた自身も 「私はここにいますよ」って伝えなかったら存在しないのと同じ。たくさんの人がいて、その中から選んでもらうためには、個性的な発信をしなきゃ選ばれないってことです。(藤村正宏)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
「つながり」で売る! 7つの法則(藤村正宏著)の書評ブログを続けます。
著者の藤村氏の主張は私の考えにとても近く、共感しています。
今の時代はアウトプットがなければ、存在しないのと同じです。
生活者に見つけてもらわなければ、ビジネスはスタートしないのです。
ソーシャルメディアのつながりから、見つけてもらえることもありますし
検索を経由して、あなたにたどりつくことも考えられます。
ブログやソーシャルメディアからしっかりと情報を発信しないと
誰もあなたの存在に気づいてくれません。
騙されたと思って、行動すると良いことが起こります。
最初はなかなか見つけてもらえませんが
ソーシャルメディアのネットワークが大きくなったり
投稿が面白いと評価されれば、情報を見つけてもらう可能性が高まります。
コツコツとブログを書き続ければ、Googleがあなたの味方になってくれます。
半年頑張れば、結果が出るはずですから、まずはアウトプットを習慣化してみましょう。
「つながり」で売る!7つの法則 [ 藤村正宏 ] |
世の中はシンプルに考えたほうが、楽しく成功する。
鶴雅グループという北海道のホテルのインバウンドマーケティングの話が
とても面白かったので、以下簡単に紹介します。
彼らはシンプルな行動で売上をあげています。
1、まずは、増加した中国人向けに売店の商品に中国語のPOPをつける
2、今まで売れなかったまりもようかんまで売れ始める
3、POPをつけたら売店の売上が過去最高を更新し、順調に伸びる
中国人に伝えたいから、POPを付けることで、商品が爆発的に売れ始めたのです。
また、台湾のスタッフが台湾ではリンゴが高いと言ったことがキッカケで
売店でリンゴを売りはじめると、こちらも大人気になったそうです。
彼らは小難しく考えず、すぐに行動することで結果を出しています。
この行動力によって、PDCAが回り始め、売上が上がっているのです。
ここからは、本書からインスパイアされたことを4C視点でまとめてみます。
マーケティング的に整理するとホテルのスタッフは4Cをしっかりと意識しています。
マーケティングでは4P理論が有名ですが
ソーシャルメディアの共感時代には4Cの考え方の方がしっくりきます。
台湾人向けのりんごの例を使って整理します。
日本人にとってりんごはあたりまえの商品(Product)です。
しかし、台湾人にとっては顧客価値(Customer Value)があります。
台湾では値段(Price)の高いおいしいりんごが、日本では安く売られています。
顧客にとっての経費(Cost)が低ければ、買いやすくなります。
また、果物屋(Place)ではなく、ホテルの売店で購入できるのですから
顧客の利便性(Convenience)も十分にあります。
販促(Promotion)もお客様視点でPOPを表現することで
顧客とのコミュニケーション(Communication)がうまくいっています。
このように顧客視点(マーケットイン)で発想することで、新たなマーケットを作れます。
4Cを意識すると顧客視点が加わり、新しいアイデアが生まれてくるのです。
また、このりんごがソーシャルメディアで拡散されれば
ホテルの新たな名物として認知されるかもしれません。
Instagramの美しい写真やFacebookでの動画投稿も参考になります。
会社も店も商品も、そしてあなたも発信することが大事です。
この4C視点で情報発信すると、本当に良いことが起こり始めます。
誰かに貢献できると考え、自分の価値をアウトプットすると
新しいビジネスが始まっていくのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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