「下を見る」と暗い過去を思い出しやすく、自己中心的になりやすい。「上を見る」と明るい未来を思いやすく、他人との関係を考えやすい。だから、自分の間違いを直視するときにはしっかり下を見て反省し、上を向いて未来に向けて仕事なり勉強なりにチャレンジしていく。(篠原菊紀)
篠原菊紀氏の「すぐにやる脳」に変わる37の習慣の書評ブログを続けます。
人間の脳のくせを理解するとやる気を起こせるようになります。
自分が見る方向を変えることで、私たちの思考も変えられるのです。
もしも、あなたが明るい未来をイメージしたいなら
下を見るのではなく、上を見た方が良さそうです。
自分の強みを見つけて、他者に貢献したいとか変えているのなら
上を見ながら考えれば、未来の良いイメージが浮かんでくるはずです。
下を見ると暗い過去を思い出すことがわかっていますから
なるべく上を見る時間を長くしましょう。
姿勢をよくしたり、手を洗うことも効果があるそうです。
これから何をするか選択しなければならないときに、選択後、後悔が残ることがありますが、手を洗うとその後悔が小さくなることも報告されていますから、「手を洗い、上を向き、鏡を見つめてニッコリし、背筋を伸ばす」えらく古臭い言い方ですが、こうした動作による切り替えが「すぐにやる脳」を支えます。
「すぐにやる脳」に変わる37の習慣 [ 篠原 菊紀 ] |
また、やるべきことをビジュアルでイメージすることも効果があります。
「玄関まで行き」「座って、スポーツシューズを履いて」「さっそうとウォーキング」など
具体的に自分の一連の動きを思い描くと脳が活性化します。
活動している自分をビジュアルにして、一つ一つ思い描くことことがポイントです。
すると「始めなきゃ」「仕事しなきゃ」と行動を促してくれる言語野系だけではなく
運動の計画や実行にかかわる運動野、前運動野なども加わることで
自分のやる気を高められるのです。
やる気を促す線条体も活動することで、私たちは実際に歩き始められるのです。
イメージと行動の関係を理解すると、やる気のスイッチをいつでもオンにできます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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