「今日もチャンスが雨のように降っていますね」 日々、周囲を見ながら私は思います。世の中にはチャンスがあふれかえっています。私はそれを「チャンスは日々、雨のように降っている」と表現するのですが、雨の日に雨粒に当たらずには歩けないように、私達はチャンスの粒にバシャバシャ当たりながら生きています。(奥田浩美)
photo credit: R.Mitra aka @the.photoguy (instagram) Blowin’ in the wind… via photopin(license)
ワクワクすることだけ、やればいい!の中で、著者の奥田浩美氏は
幸運の女神が遠ざかる人の共通点をあいうえを使って、わかりやすく表現しています。
あ あきらめ
い 言い訳
う 後ろ向き
え 遠慮
お 思い込み
この5つが、過去の奥田氏が15歳で母になるなどのすごい体験とともに紹介されています。
大学までの奥田氏は今とは違ったネガティブ人間だったのです。
しかし、教員免許を取得した大学4年の夏のタイミングで
「あいうえを」を封印し、チャンスの女神をつかむための行動をスタートします。
父親が赴任しているインドに滞在するうちに、人生のギアが入った音を聞き
なんとインド留学決め、実行してしまうのです。
このギアが入らなければ、IT業界の女帝も誕生していなかったはずです。
44歳までの私もこの「あいうえお」に頭を支配されていましたが
断酒してから、できるだけ言い訳したり、人に遠慮することをやめました。
自分のやりたいことを決め、行動することでチャンスが舞い込んでくることを見つけたのです。
奥田氏が指摘するように「だって」や「でも」などの言い訳の裏には
本当にやりたいことが隠されています。
言い訳や遠慮が頭に浮かんだら、自分としっかり対話して
チャンスを引き寄せる準備をするべきなのです。
ワクワクすることだけ、やればいい! [ 奥田浩美 ] |
一度本気で想いを伝えれば、物事が変わっていく。
父親から猛烈にインド留学を反対されますが、夢を叔母に語ることで
援護射撃を受けることに成功します。
夢実現にはドリームキラーがつきものですが、仲間のサポートがあれば夢は実現していきます。
(参考 スーパーベターになろう!の書評をぜひご一読ください。)
自分の力だけではチャンスは手に入るものではなく
他者の気持ちを合算することで、チャンスを広げていくことができるのです。
奥田氏はムンバイ大学博士課程で2つのことを学びます。
プロフェッショナルとは人を動かす力を持つ人だということと
ソーシャルワーカーは既存の制度を変えていく先導者たるべしという考え方です。
英語もできず、現地語も喋れない彼女はソーシャルワーカーのインターンを通じて
彼女はレジリエンスを鍛えていきます。
今から30年前のインドの農村社会の壮絶な環境の中で
言葉も喋れず、主張もできない自分の無力を感じながら
奥田氏はリーダーの資質を実体験から学んでいくのです。
インドの多様性が、彼女の心をどんどん鍛えていきます。
何を見ても否定しない心、逆に自分の意志だけはしっかり確認する精神を
2年間のインド留学で身につけます。
大きな負荷がかかった後の人生というものは、非常に軽く動けるようになるのです。
奥田氏は帰国後、インドでの苦労が自分の大リーグ養成ギブスになったと気づきます。
インド留学のおかげで、日本で何をするのもつらくなくなったのです。
フットワークが軽くなり、行動を最大化することで
次々にチャンスを引き寄せていき、人生を変えることに成功するのです。
本当に面白い一冊でワクワクしながら読了できました。
■セミナーのお知らせ
サンクチャリ出版さんとセミナーを開催します。
テーマ:ダメダメ人生から復活する方法
アルコール依存症から脱出した私のメソッドを全てお話しします!
日時:2月9日19時 会場:千駄ヶ谷サンクチュアリ出版セミナールーム
詳細はこちらからお願いします。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
コメント