そのテーマが世間的に意義があるのかどうかも、内容としてまとまっているかどうかも、とりあえず置いておき、パソコンの電源を入れて、文字を置いてみる。そうすることで、自分の考えがまとまってくるんですね。実際に文字にすると、自分でそれを客観的に「読む」ことができるようになる。つまり、自分と自分で対話ができるようになるんです。(竹内政明)
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とりあえずブログを書くと決め、パソコンを開くことが私の毎朝の習慣になりました。
書評ブログなので、著者の光る言葉をヒントに、そこからテーマを決めるようにしています。
書く力 私たちはこうして文章を磨いたを読んでいたら
読売新聞の竹内政明氏が同じように文章を書いていることがわかりました。
対談を通じて、池上彰氏と竹内氏二人の書くノウハウを学べます。
2人のプロの文章術を学ぶことで、書く力を養えます。
本書には多くのヒントが書かれているので、自分の中に取り入れていきたいと思います。
今日はその中から「連想ゲーム」というアイデアを紹介したいと思います。
テーマを決め、書き始めることで、脳の中でアイデアが生まれてきます。
竹内氏はそれを連想ゲームのように行うとよいと言います。
自分の脳の引き出しをつなぎ合わせるために、とにかく書き始めるのです。
その辺りは、連想ゲームをしている感覚に近いですよね。一つの柱ができたら、そこから連想されることを、これまで見聞きしてきたことでもいいし、最近感じたことでもいいので、とにかく思い浮かべていく。そして、それを実際に原稿の上に置いてみる。
書く力 [ 池上彰 ] |
文章を書くことで、自分との対話が始まります。
そうすると「書こうとしているのは、こういうことじゃないの?」というヒントが見つかります。
ここから連想ゲームのように、アイデアのパーツとパーツを組みあわながら話を進めていくのです。
そのために、事前に書くべき要素を書き出すとよいかもしれません。
その要素を眺めながら、全体のストーリーをイメージしていくのです。
このようにして、「書くべき要素」を、まず書き出してしまう。全体の構成は、自分で書き出したその要素を眺めたり、何度も読み返したりしながら、全体の流れが通るようにしていくというわけです。文章を書くのが苦手という人の多くは、この「要素を書き出す」ということをしていないように思います。
私も著者の文章をいくつか引用しながら、ブログのストーリーを組みたてます。
そこに自分の知識や考え、体験を組み合わせて、読者のためになる情報を生み出していくのです。
本を読みながら、私はいつも書評のネタを探しています。
ピンときた言葉があれば、ネタ帳に保存し、いつでも使えるようにしています。
この準備をするようになってから、私はブログを書くことがつらくなくなりました。
文章も「無」から始めようとすると大変ですが、ネタ帳を作っておくとスムーズです。
事前に要素やネタを準備しておくことで、文章を書くハードルを下げることができるのです。
あとは自分の脳の連想力を信じて、文章をひたすら書くだけです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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