家族や帰属するコミュニティには、人間のふるまいを抑制するという社会的役割がある。通常、こうした制限は社会の中で有効な役割を果たす。けれども、自らそれに対峙して必要に応じて生産的方法で捨て去ろうとしないかぎり、大きな マイナスにもなる。 (バーナード・ロス)
photo credit: Miss C.J. Quirky via photopin (license)
スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣の
書評ブログを続けます。
私たちは良い意味でも、悪い意味でも周りの人から影響を受けます。
特に子供の頃は、親の真似をしますから
セルフイメージを両親によって固められてしまうことがあります。
親の思考が自分に影響し、時に自分の行動にブレーキを踏んでしまうのです。
もしも、両親や幼馴染などの影響で
自分のやりたいことができていないと感じているなら
自分の意図を確認する時間を持ちましょう。
自分の親とは違う個性や可能性に気づいたら
自分らしい特性を新たに生み出せばよいのです。
親の時代とは全く違う変化の時代を生きるのですから
彼らの思考や体験には頼れなくなっています。
親の常識から距離を置き、思いっきり自分の人生を楽しむべきなのです。
そのために新たなセルフイメージを作ることを意識しましょう。
自分の意図は何かと絶えず自問することで、本当にやりたいことが見つかります。
また、憧れの人や理想の人がいたならば、彼らの思考や行動を真似するのもよいでしょう。
成功者はセルフイメージを大切にし、自分との対話の時間を持っているはずですから
自分の中にそれを取り入れてみるのです。
スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣 [ バーナード・ロス ] |
行動をセルフイメージと一致させるためには、自分に嘘をついたり、行動を正当化したりせずに、自分に対して正直になる必要がある。人生を歩むにつれて、セルフイメージは進化し、変化する。わたしたちには先天的な傾向が備わり、環境によってそれが強まる。一方で、成功や失敗を重ねて経験を深めるうちに、まったく新たな一面も生まれる。したがって、行動を変えるには、行動をセルフイメージと一致させるようにしながら、積極的にセルフイメージを変えることが必要になる。(クリス・アージリス)
自分のやりたいことが見つかったら、まずはそれを書き出します。
リストを見ながら「自分にはできる!」と考え、セルフイメージを高めていくのです。
理想の自分を設定し、それに向かって思考と行動を改善していきましょう。
私もクリス・アージリスのように、自分に足りないことが見つかったら
セルフイメージを高めることから始めます。
ダイエット中に甘いものを見ると口にしてしまうなど
私たち人間は一貫性のない行動を無意識に取っています。
この無意識の行動をやめることが肝心です。
まずは、変えたい習慣があったら、自分の意識を変えなければなりません。
セルフイメージと行動を一致させるように意識を働かすと
悪い習慣をやめることができ、徐々に自分を変えられます。
理想の自分をイメージし、それに行動を一致させることで
私は断酒やダイエットに成功しました。
出版や起業した際にも、自分のセルフイメージを変えながら
やるべきことをリストを書き出し、行動に移しました。
クリス・アージリスが指摘しているように、セルフイメージと行動が完全に一致している人は
行動がセルフイメージを変え、セルフイメージが行動を変えることを理解しています。
まずは、理想の自分をイメージし、周りでそれを実現している人たちを見習って
自分を変える仕掛けを作りましょう。
子供の時に親を真似たように、成功している人の思考と行動を盗むのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
バーナード・ロスの関連記事はこちらから
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
コメント